第一章
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ハシバミ鳥
ミャンマーのお話です。
象位のとても大きな鳥がいました、この鳥は身体は大きいですが。
とても気は小さく内気でこの国の生きものは皆言っていました。
「本当に気が小さいよ」
「何かあったらすぐに隠れるし」
「あの大きな身体で」
「象みたいに大きいのに」
「蚤みたいな心臓よね」
「あんな気の小さい生きもの他にはいないわ」
「本当にそうだね」
こんなことを言います、兎に角です。
この鳥は小さく大ベータ鳥という名前でしたがこの名前についても言われました。
「大きいかな」
「確かに身体は大きいけれど」
「気はとても小さいわ」
「それで大がつくなんて」
「身体は兎も角」
「心はね」
どうにもと言うのでした、ですが。
身体のことと気の小ささのことは言われてもです、この鳥は気は小さくてもとても心優しいので皆から愛されていました。
困っている生きものがいると放っておけずにいられません、それで何かあると凄く頼りにされてです。
かつ愛されていました、それでです。
その周りにはいつも大勢の生きものがいました、それで皆と仲良く楽しく過ごしていました。そんな中で、です。
森の水牛が皆にこんなことを言いました。
「大変だぞ、王様が病気になられたぞ」
「王様のライオン様がかい!?」
「それは大変だ」
「王様が病気になられたら政治をしてくれる人がいなくなる」
「皆を治めてくれる人がいなくなるぞ」
「早く何とかしないと駄目だ」
「病気を治そう」
皆大騒ぎになりました、そしてです。
皆で何とかしようとなりましたがここで、です。
大ベータ鳥がここで皆に言いました。
「王様の御病気は何かな」
「あっ、そうだね」
「病気が何か知らないとね」
「風邪かな」
「何だろうね」
「それを調べようね」
こう言ってでした。
まずは王様の病気を聞きました、するとそれは。
「風邪なんだ」
「風邪だと早く熱を下げないとね」
「それには温かくしてね」
「身体にいいものを沢山食べないとね」
「そうしないとね」
「そうだね、それじゃあね」
大ベータ鳥はここで言いました。
「僕身体が温まるもの持って来るよ」
「そうするのかい?王様の為に」
「そうしてくるんだ」
「君は」
「うん、暖かいベッドにね」
そこで寝てもらってというのです。
「お酒も持って来るよ」
「ああ、お酒飲むと身体温まるね」
「そこで暖かいベッドの中で寝ればね」
「かなり温まってね」
「風邪も治るね」
「そうなるね」
「そこに熱いものを食べて」
そしてというのです。
「お薬も飲めば」
「うん、風邪が治るね」
「王様の風邪も」
「そうなるね」
「全部用
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