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星河の覇皇
第八十四部第三章 円明園の会議その四十

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「批判されてです」
「そしてですね」
「そうしてです」
 そのうえでというのだ。
「落選します」
「そのうえで」
「失業となります」
 そうなってしまうというのだ。
「結果として」
「だから韓国の多くの政治家が反発してきましたね」
「はい」
 まさにというのだ。
「日本に対して、ですが」
「もうそれをですか」
「止めたいとです」
 その様にとだ、朴は伊東に話した。
「私は考えています」
「それで、ですか」
「今はです」
「中央政府に対しますね」
「政治家は確かに市民の支持は必要です」
 このことは絶対だとだ、朴は話した。
「やはり、ですが」
「その市民に真の国益を話すことはですね」
「しなければならないことです」
「そうして理解を得る」
「大衆迎合は国益に反しています」
 朴は真剣な顔で言い切った。
「市民の主張は正しい時もありますが」
「世論もですね」
「間違っている意見もあり」
「その意見が大勢になることもある」
「そして韓国ではです」
 この国つまり自分達の国ではとだ、朴は伊東に話した。
「対日強硬策がです」
「常にですね」
「大勢を占めていましたが」 
 それはというのだ。
「それはです」
「間違いだった」
「そうでした、日本に対するよりも」
 むしろというのだ。
「まさにです」
「韓国の国益を求める」
「韓国は韓国ですから」
「韓国の真の国益は何か」
「そのことを考え」
 そしてというのだ。
「国益を得る」
「そうあるべきだとです」
「首相もお考えですね」
「まさに、ですから」
「この度はですね」
「お願いします、ただ」
 ここで朴は不敵に笑った、そしてその笑みで伊東に告げた。
「若しです」
「日本に対することが韓国の国益になるなら」
「その場合はです」
 どうかというのだ、見ればその目は自分達の国の国益を見据えてその為に動いている確かな政治家の目になっている。
 その目でだ、伊東に対して告げるのだった。
「日本に対します」
「そうされますね」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうさせて頂きます」
「それはこちらも同じです」
 日本もとだ、伊東もそうした政治家の目で応えた。
「日本の国益の為なら」
「我が国とですね」
「対します」
 韓国と、というのだ。
「そうします」
「左様ですね」
「そしてです」
「国益を得る」
「そうします」
「わかりました、そうであるならば」
 伊東は朴に笑みで応えた。
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