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仮面ライダーカブト 明日のその先へ
第三十八章
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 傲慢なまでに自信に満ちた声で述べてきた。
「御前が例え神であろうとも俺に勝つことはできない。何故なら」
 右手で天を指差す。そうして言った。
「世界は俺を中心に回り俺は世界の中心だからだ。この天道総司のな」
「私を前にしてそうしたことを言うとはな。見事ですらある」
「では早く出て来るのだ」
 キュリオスを呼ぶ。神であるスサノオであっても彼は怖れてはいなかった。
「俺との戦いにだ。いいな」
「ふふふ、では出よう」
 キュリオスもそれに応える。そうすると前に人型の黒い影が姿を現わした。赤金色のスカラベに似た姿であった。カブトに似ているがそれでいて全く異なる。そうした姿であった。
「かつてオルフェノクの王であり統制者であった」
 天道はそのキュリオスに対して言う。
「そして今度はその姿か。ワーム、そしてネイティブの王としての姿」
「そうだ、私の身体の一つ」
 天道の姿の前に姿を現わしたキュリオスが述べてきた。

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