第三十八章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
傲慢なまでに自信に満ちた声で述べてきた。
「御前が例え神であろうとも俺に勝つことはできない。何故なら」
右手で天を指差す。そうして言った。
「世界は俺を中心に回り俺は世界の中心だからだ。この天道総司のな」
「私を前にしてそうしたことを言うとはな。見事ですらある」
「では早く出て来るのだ」
キュリオスを呼ぶ。神であるスサノオであっても彼は怖れてはいなかった。
「俺との戦いにだ。いいな」
「ふふふ、では出よう」
キュリオスもそれに応える。そうすると前に人型の黒い影が姿を現わした。赤金色のスカラベに似た姿であった。カブトに似ているがそれでいて全く異なる。そうした姿であった。
「かつてオルフェノクの王であり統制者であった」
天道はそのキュリオスに対して言う。
「そして今度はその姿か。ワーム、そしてネイティブの王としての姿」
「そうだ、私の身体の一つ」
天道の姿の前に姿を現わしたキュリオスが述べてきた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ