第九幕その十
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皆で相談しました、ここでナターシャ達五人が言いました。
「鱧美味しいのよね」
「うん、お鍋にしても揚げてもね」
「お吸いものもいいよ」
「あっさりしていてね」
「物凄く美味しいわ」
「うむ、お主達がそう言うならな」
リンキティンク王も頷きました。
「わしも賛成じゃ」
「僕もです」
王子もでした。
「この子達がいいのなら」
「鱧は美味しいからね」
カエルマンは楽しみにしています、お顔にもそれが出ています。
「是非にだよ」
「私も好きです」
クッキーも言ってきました。
「お昼がそれなら嬉しいです」
「うん、願ってもない申し出だよ」
魔法使いも乗り気です。
「確かに図々しいのはよくないけれど」
「遠慮は嫌いだって言うしね」
王女は秀吉さんのお言葉から言いました。
「それならね」
「私はーー食べないーーので」
チクタクはこうでした。
「皆さんーーどうーーぞ」
「決まりじゃな、申し出を受けようぞ」
リンキティンク王が応えました。
こうして皆で秀吉さんから鱧をご馳走することになりました、かくして皆でアクアパッツァにお吸いもの、焼いたもの、あらいに天麩羅等を食べますが。
秀吉さんは食べながらにこにことして言いました。
「美味いのう」
「はい、本当に」
ナターシャも応えつつ食べています。
「美味しいです」
「鱧っていいですよね」
ジョージは天麩羅を食べています。
「あっさりしていて」
「どんなお料理にも合いますね」
神宝は焼いたものを楽しんでいます。
「本当に」
「お顔は怖いですが」
カルロスはお吸いものの中にある頭の部分を食べています、そのうえで言うのです。
「これが美味しいですね」
「まさか鱧まで食べられるなんて」
恵梨香はあらいを食べています。
「思いませんでした」
「世の中思わぬ幸運もある、それでじゃが」
秀吉さんはアクアパッツァを食べて言いました。
「今回南蛮の料理も食べておるがな」
「ああ、アクアパッツァですね」
「こちらですね」
「お鍋じゃなくてですね」
「こちらにして」
「それで出してくれたんですね」
「これもよいのう」
こう五人に言うのでした。
「食ってみると」
「そうですね、確かに」
「鱧ってアクアパッツァにしてもいいですね」
「白身魚なんで合いますね」
「こちらも美味しいです」
「幾らでも食べられる感じです」
「和食にしてもよいが」
鱧はというのです。
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