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第二十七話 集結その四

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「そうする」
「じゃあ私はその神威ちゃんを支えるわね」
「そうしてくれるか」
「ええ、何があってもね」
「悪いな」
「悪くないわ。だって神威ちゃんだから」
 彼と向かい合って言うのだった。
「ずっと一緒にいたから」
「絆があるからか」
「だからね」 
 小鳥は頷いてからさらに言った。
「神威ちゃんを支えさせてもらうわ」
「そうか、では頼む」
「うん、これからもね」
「一緒にいよう」
「そうしよう」
 二人で話した、そしてお互いに絆を確かめ合ったのだった。
 ここで玳透が来た、そのうえで二人に言ってきた。
「待たせたな」
「準備が出来たのか」
「ああ、それで僕もなんだ」  
 神威に笑顔で話した。
「征一狼さんに呼ばれて」
「それでか」
「同席させてもらうよ」
「そうか、なら一緒にな」
「パーティーを楽しもう」
「それじゃあな」
「その人がか」
 玳透は今度は小鳥に顔を向けて話した。
「神威の幼馴染みの」
「桃生小鳥です」
「敬語はいいよ、多分同じ歳だし」
 それでというのだ。
「それはね」
「そうなの」
「それよりもお話は聞いたよ」
 玳透は小鳥に微笑んであらためて話した。
「よかったね、神威と一緒にいられて」
「ええ、生きて」
「だったらこれからもね」
「これからも?」
「ずっとね」
 それでというのだ。
「神威とね」
「一緒にいたらいいの」
「そうなる様にしていったらね」
「いいのね」
「そうだよ、一緒にいられるなら」
 それならというのだ。
「もうね」
「それじゃあ」
「うん、そうしていったら二人にとってもきっといいことになるよ」
「神威ちゃんにとっても私にとっても」
「そうなるよ、じゃあ今から」
「パーティーにね」
「行こう」
 こう話してそしてだった。
 二人は玳透に案内されパーティーの場所に行った、そのうえで小鳥が生きていて神威と一緒にいられることそして神威が天の龍になったことを祝ったのだった。
 庚は封真と草薙が来たことを喜んでいた、そのうえで今は封真と二人で共に紅茶を飲みながら話していたが。
 封真にだ、かなり真剣に聞いたのだった。
「貴方は貴方ね」
「それがどうしたんですか」
「いえ、聞きたかっただけよ」
「そうですか」
「それは何よりよ、ただね」
「ただ?」
「何か来なかったかしら」
 ここでこう言うのだった。
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