暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第114話 摩訶不思議な迷路、グルメピラミッド!イッセーよ、強敵たちを打ち倒せ!
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ここまで連れて来てくれてありがとう。後は私達に任せて頂戴」
「……ガァ!」


 オブの体格ではグルメピラミッドには入れないだろう、外で待っていてもこの暑さでは命が危険だ。だから俺はオブは一旦帰ってもらうことを提案した。


 忠誠心の強いオブは申し訳なさそうな顔をするが俺とリアスさんはフォローすると笑顔で頷いてくれた。そしてオブはルフェイのフロルの風でスイーツハウスに戻っていった。


「お前はどうする?村までなら戻せるけど」
「……」
「そうか、付いてくるか。なら好きにしな」
「うふふ、マツゲちゃんはわたくしが守って差し上げますわ」


 俺はラクダにそう言うとコイツは首を横に振った。というか朱乃いつの間に名前を付けていたんだ?


「よし、皆行くぞ」
『おうっ!』


 そして俺達は意を決して内部に入るのだった。


「これは……!?」


 ピラミッドの中には人間の死体が複数あった、恐らくデザートラビリンスを運よく乗り越えた美食屋だろう。


「死体……白骨化してるわね」
「うん、ここに来れたのは良いけど帰れなくなってしまったんだろうね。そして食料も尽きて……」
「僕達も気を付けないとこうなりそうですぅ……」


 リアスさんは白骨化した死体を見て唾を飲み祐斗はこうなってしまった経緯を憶測で話す、それを聞いたギャスパーは油断したら自分達もこうなると怯えていた。


「それにしても複雑な迷路だし。リン、アンタ何か見つけても勝手に移動したりしないで……」
「ああ―――っ!?」
「ど、どうしたんだし!?」
「ビデオカメラが壊れてる!高かったのにー!!」
「ビックリさせるなし!!」


 ティナが壊れたカメラを持って泣いていた、恐らく高温で機械であるビデオカメラが故障してしまったのだろう。急に大きな声を出したティナにリン姉が怒っていた。


「まったく……今はこの迷路みたいなピラミッドの先に進まないといけないのに呑気だな」
「まあまあ、イッセー。彼女らしいじゃない」


 溜息を吐く俺にリアスさんがティナのフォローを入れる。


「でも実際何処から進めばいいのでしょうか?これだけ道があると正解が分からないですね」
「おいおい、何を言ってるんだ。さっきゼブラの奴がなんて言ってたか思い出してみろよ」
「えーっと……」


 ルフェイが何処から先に進もうか迷っているとアザゼル先生が小バカにしたような笑みを浮かべてゼブラ兄の言葉を思い出せと言う。


「確か小猫ちゃんが報酬とか言っていたな」
「それじゃねえよ」
「あっ分かった!氷山の一角ね!」
「違う違う、いつまでソレ引っ張るんだ……」


 俺とイリナの回答にアザゼル先生は
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