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仮面ライダーカブト 明日のその先へ
第三十二章
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の力をも」
「その通りだ、今俺の中に」
「しかし今それは」
「何度も言わせるつもりか。俺は常に光速で進化している」
 それをまた言った。
「御前とは違う。御前は先を見ようとはしていない」
「僕は全部わかっているのですがね」
「わかっているつもり、それだけだ」
 やはり天道の言葉は冷たい。切り捨てるものであった。4
「その御前に俺は倒すことはできない、蘇った命を捨てたくなければ帰るのだな」
「生憎そうもいかないのですよ」
 根岸の声はあえて笑っているようであった。心から笑ってはいない。殺気をみなぎらせて前に進んで来る、それが今の彼を何よりも表わしていた。言葉よりも。
「僕にもね。考えがありますから」
「そうか。では来い」
 天道は一言で言い捨てた。冷酷とも取れる声で。
「俺が勝つ」
 彼等の戦いもはじまった。その頃ワームとの戦いも佳境に入っていた。
 

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