孤島編 悪魔の鉄人と気高き処女姫 第6話
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レンは再びスコーピオンを構えるが――引き金を引いても、銃口に反応か無い。
「弾切れ……!? こんな時にッ! オルバス、あなたの最大稼働スキルは!?」
「生憎、まだ充填期間が終わってねぇ……! ちくしょう、こんなところでッ……!」
残弾が尽きたヘレンはオルバスの方へと視線を移すが、戦闘を続行出来る力を使い果たしたのは彼も同じだったようだ。片膝を着いている深紅の騎士は、悔しげに拳を震わせている。
このままでは2人とも助からない。何か手を打たなければ。そう思考を巡らせていたヘレンの眼前に――あるものが飛び込んで来る。この状況を打開し得る「それ」は突然、ヘレンの目の前に「落下」して来たのだ。
「……っ!? こ、これは……!」
スコーピオンに対応した兵器として設計されている、ノバシェード対策室が保有する装備の一つ――「GG-02サラマンダー」。スコーピオンの銃身に装着することで、グレネード弾を発射出来るようになるカスタムパーツだ。
新世代ライダーの1人である「仮面ライダーG-verY」こと、水見鳥清音。彼女が運用しているギガントやケルベロスランチャーと比べれば、火力の面では大きく劣る。しかし、そうであるからこそ。大量のミサイルを搭載しているフォートレスフォームへの誘爆を避けつつ、そのパイロットであるアイアンザックのみを確実に「制圧」出来る。今のミサイルスパルタンに対しては、最も有効な装備だ。
「どうしてこれがこんなところに……!?」
そんな対策室の装備がなぜ、こんなところに落ちて来たのか。その答えを求めて、破壊されている天井を見上げたヘレンは――驚愕の表情を露わにしていた。
ウェーブが掛かった艶やかな黒のロングヘア。
身体にぴっちりと張り付き、扇情的な曲線を浮き上がらせている青のチャイナドレス。
深いスリットから覗いている、スラリと伸びた白く長い美脚。
肉感的な太腿と、ハイヒールによってピンと伸びている艶やかな爪先。
戦士として苛烈に鍛え抜かれ、細く引き締まっている、くびれた腰つき。
ヘレン以上に豊穣な「実り」を見せ付け、ドレスを内側からはち切れそうなほどに押し上げている、釣鐘型の爆乳。
妊娠・出産に最適なラインを描き、何人でも産める身体であることをその膨らみで主張している、安産型の爆尻。
むっちりとした桃尻に深く食い込み、豊満な白い尻肉を露わにしているTバックのパンティ。
そして――この遠距離からでも匂って来る極上のフェロモンと、妖艶に微笑む口元。
(うそ……!?)
顔こそハッキリとは見えていないが――その圧倒的過ぎるプロポーションは、見間違えようがない。同性すらも惑わせ
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