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仮面ライダーAP
孤島編 悪魔の鉄人と気高き処女姫 第2話
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炸裂する。

「ぐほぁッ!?」

 戦闘員の悲鳴と鈍い衝撃音が、彼女のハイキックの威力を雄弁に物語っていた。その一撃に意識を刈り取られた戦闘員の身体が力無く倒れ、ヘレンの爆乳と巨尻が反動でぶるんっと揺れ動く。最前線に立つ特務捜査官として鍛え上げられ、細く引き締まっている筋肉質な腰つき。そのくびれによって際立つ長い美脚はピンと伸び、戦闘員の首に命中していた。

「……舐めやがって! その窮屈そうな強化服ひん剥いて、女に生まれたこと後悔させてやらァッ!」
「くッ……!?」

 だが、伏兵は彼1人ではなかったようだ。もう1人の戦闘員がヘレンの懐に飛び込み、ナイフによる斬撃を何度も繰り出して来る。先ほどの男よりもさらに手練なのか、今度はヘレンも防戦一方となっていた。掌には到底収まらない張りのある爆乳と、安産型の瑞々しい巨尻が、彼女の回避行動によってばるんばるんと躍動している。

(さすが現役軍人、接近戦も一流ね……! だけど、私だって負けるわけには行かないッ!)

 それでも、機動力に特化した軽装型のポテンシャルならば十分に対応出来る。その確信を胸に「反撃」に転じたヘレンは、一瞬の隙を突いてナイフを叩き落としていた。
 だが、先ほどのようなハイキックを繰り出すには間合いが近過ぎる。かといってスコーピオンによる殴打では隙が大き過ぎるし、発砲しようとしても銃口を掴まれてしまう恐れがあった。

 ならば、と。ヘレンは敢えて真正面から戦闘員に飛び掛かり――がぱっと股間を大きく開くと、彼の頭部を肉感的な太腿で挟み込んでしまう。そのまま股間をむにゅりと敵の顔面に押し付けた彼女は、戦闘員の首を太腿で完全に固定していた。

「んがぁっ!?」
「これで……どうっ!?」

 扇情的なラインを描く鼠蹊部と股間。顔面に伝わる柔らかなその感触と、芳醇な雌の匂い。それを愉しむ暇など、戦闘員には無かった。彼の頭を太腿で挟み込んだヘレンは、そのままくびれた腰を勢いよく捻り――フランケンシュタイナーの要領で、戦闘員の脳天を地面に突き刺してしまう。

「ぐ、が……!?」
「……効くでしょ?」

 傍目に見れば「役得」だが、喰らっている本人は何が起きているのかも分からぬまま、意識を刈り取られてしまったのである。強烈な「幸せ投げ」にダウンした戦闘員は、そのままピクリとも動かなくなっていた。

「さぁ、次は誰ッ!?」

 戦闘員が昏倒したのを確認した後、即座にスコーピオンを構え直したヘレンは次の敵を仕留めるべく、再び乳房と桃尻を揺らして走り出して行く。左右に腰をくねらせて戦場を駆ける彼女の果実が、上下左右にばるんばるんと躍動していた。

 ――かつての冷戦時代。西側陣営のミサイル基地として開発されていたこのシャドーフォートレス島は、非常に重要な
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