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仮面ライダーAP
孤島編 悪魔の鉄人と気高き処女姫 第2話
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ど私達対策室は、新世代ライダー達は、ジャスティアライダー達は常に……そんな状況の中を生き延びて来た! 今さら、恐れてなんかいられないッ!)

 だが、どれほどの窮地に立たされていようと。背中を預ける「先輩」が居なくなった今、ノバシェードの脅威から無辜の市民を守れるのは自分しか居ない。いつまでも、対策室を去った真凛の影に縋ってはいられないのだ。

「……掛かって来なさいッ!」

 気を取り直したヘレンは、己の弱さを振り切らんとする勢いで遮蔽物から飛び出すと、猛烈な速さで地を駆けながらスコーピオンを連射し始めていた。くびれた腰を左右にくねらせ、地を踏むたびに安産型のヒップラインが波打つように揺れる。
 妊娠・出産に適した極上の巨尻がぷるんぷるんと弾み、男達の視線を惹き付ける。彼女が引き金を引く度に、発砲の反動でたわわに実った乳房が大きく弾んでいた。

 そんな彼女を狙う銃弾が仮面を掠め、その後ろで砲弾が爆ぜる。それでもヘレンは怯むことなく戦場を駆け抜け、正確無比な射撃で矢継ぎ早に戦闘員達を撃ち抜いて行った。

「がはぁッ……!」
「そんな馬鹿な、相手はたった1人! それも量産試作型(マス・ライダー)……のような装備を着ているだけの女だぞ!? 現役軍人たる我々が、あんな女1人にぃッ……ぐほぁッ!?」

 機関銃や大砲の射手、さらには遠方から狙っていた狙撃手まで撃ち抜かれ、戦闘員達の迎撃体勢が徐々に乱れて行く。ノバシェードの構成員であり、現役の陸軍兵士でもある彼らは組織内においてもかなりの戦闘力を有しているはずなのだが――ヘレンは彼らの弾雨すらも、紙一重の動きで切り抜けていた。

(改造被験者であるために祖国からも疎まれ、この島に左遷されていた兵士達……。確かに現役の軍人というだけあって、狙いも正確ね! だけど……この軽装型の移動速度は、それだけで攻略出来るほど鈍くはないのよッ!)

 上下左右に乳房と桃尻を弾ませ、くびれた腰をくねらせながら、ヘレンは遮蔽物から遮蔽物へと素早く駆け込み、スコーピオンを撃ち続けている。行く手を阻む戦闘員達を撃ち抜きながら前進する彼女は、徐々に島の中枢に位置する要塞内部に近付こうとしていた。

「死ねぇッ! 対策室の変態女ッ!」
「……ッ!」

 そうはさせじと、物陰から飛び出して来た戦闘員の1人が至近距離からコンバットナイフを振るう。その刃先をスコーピオンの銃身で受け流したヘレンは、即座に身体を捻って華麗なハイキックを繰り出していた。

「……はぁあッ!」

 スラリと伸びた優美な美脚が一気に振り抜かれ、風を切り裂いて行く。長い脚がI字開脚のように大きく振り上げられ、鼠蹊部に強化繊維が深く食い込んでいた。無防備に「開帳」された股間が周囲の注目を集める中、流麗な蹴りが戦闘員の延髄に
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