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仮面ライダーAP
孤島編 悪魔の鉄人と気高き処女姫 第1話
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 すでに限界近くまで伸び切り、パツパツに緊張している強化繊維が豊満な乳房を下からむにっと持ち上げ、はち切れそうなほどに乳肉に深く食い込んで行く。巨尻の時よりもさらに険しい「峠」を前に、スーツの生地が悲鳴を上げる。今にも内側から裂けてしまいそうなほどにまで、胸全体の生地がギチギチに張り詰めていた。

「くっ、う……うぅうんっ……!」

 それでも彼女は力技で繊維を無理矢理引っ張り上げ、白い爆乳を辛うじてスーツの内側に押し込んでいた。張りのある瑞々しい果実は繊維の内側に閉じ込められた瞬間、弾けるように上下にばるるんっと揺れている。

「はぁ……んっ……」

 その弾みに恍惚の表情を浮かべる美女は、無意識のうちにうっとりと蒼い瞳を細めていた。背徳的な感覚に打ち震える「雌」の顔を露わにしながら、彼女は自身の肢体に張り付いた強化繊維の感触を確かめるかのように――凹凸の激しい極上の女体を、自らのか細い手指でスリスリと撫で回していた。

「んっ、ふぅうっ……うぅっ……」

 これもまた、無意識なのか。艶めかしく左右にくねっている細い腰の動きは、彼女が「倒錯的な悦び」を覚え始めた事実を雄弁に物語っている。つい先ほどまで、凛々しい顔付きで強化繊維を見つめていた女傑の姿だとは到底思えない、淫らな姿であった。

「んっ……はぁっ、あぁあっ……! もうっ、ただ着るだけで一苦労だわ……! 私でさえこれだけ苦戦するのなら、真凛(マリン)なんて絶対に着られなかったじゃないっ……!」

 そんな「未知の感覚」に打ち震えながらも、我に返った美女はようやく強化繊維の「装着」を終える。その貌は羞恥の桃色に染まっていたが、今は「裸よりも恥ずかしい格好」に恥じらっている場合ではない。
 身体の線がくっきりと強調されたボディスーツ姿という、気高く誇り高い処女には特に耐え難い恥辱。そうであっても、対策室の装備としてはこの極薄スーツが最も「高性能(ハイスペック)」なのである。

(……こ、こんなのほとんど裸みたいなものじゃないっ! いえ、むしろ裸より恥ずかしいっ……! 真凛が着てたら大変なことになっていたわ……!)

 凹凸の激しいボディラインをありのままに浮き立たせているその姿は、彼女の「生まれたままの姿」を想像させるには十分過ぎるものとなっている。それでも、今はこのスーツの力を頼りにするしか無いのだ。
 この扇情的なデザインは、新世代ライダー達が着用している専用外骨格のスペックに少しでも追い付くために、対策室が数多の「研鑽」を重ねた結果なのだから。

「んっ、く……ふぅ、んっ……」

 巨尻や鼠蹊部にキツく食い込んで来る感覚に甘い吐息を漏らしながらも、彼女は「最後の仕上げ」として、スーツの上に用意されていた「白銀の鉄仮面」を手に取っていた。その仮
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