第二十七章
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ワームとの決戦前のほんの一時の安らぎであった。戦いは目前に迫っていたがそれでもよい休息となった。
天道は自身の家にいた。そこでひより、樹花と共にいたのであった。
「加賀美は?」
「弟さんのところに行った」
三人は家のリビングにいた。天道はそこでひよりの言葉に答えていた。
「あの弟さんのところか」
「そうだ。あいつにも行かなければならないところがある」
そうひよりに言う。樹花は自分の部屋にいる。天道はひよりと二人リビングのソファーに座って話をしていたのである。
「それはわかるな」
「ああ」
ひよりもそれがわからない筈がない。こくりと頷いてきた。
「それで僕はこれからどうしたらいいんだ?」
「ここは既にワームにもネイティブにも知られている」
天道は言った。
「だから。安全じゃない」
「そうだな。けれど」
「安心しろ、隠れる場所は幾らでもある」
しかし天道はひよりにあえてこう言ってきた。真剣な顔で。
「それは何処だ?他のライダー達の場所か?」
「いや」
その問いには首を横に振ってみせた。
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