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新オズのリンキティンク
第九幕その六

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「いいぞ」
「本当にそうですね」
「だから今度はな」
 さらに言うリンキティンク王でした。
「回転寿司もじゃ」
「食べますね」
「そうするぞ」
「次の機会は」
「是非な」
「このバッテラもこの街の名物なのね」  
 王女もバッテラを食べて言います。
「そうなのね」
「そうみたいだね」
 魔法使いははまちを食べつつ応えました。
「これが」
「そうね、色々名物のある街ね」
「食べものでもね」
「こんな街もあるのね」
「嬉しいことだよ」
「ええ、この街にずっといたら」
 王女はこうも言いました。
「凄くね」
「美味しい思いが出来るね」
「いつもね」
「そうなることは間違いないね」
「もう三食ね」
 朝昼晩というのです。
「それも毎日よ」
「美味しいものを食べて」
「満喫出来るわね」
「絶対にそうなるね」
「そう思ったら」
 それこそというのです。
「いたくなったわ」
「ずっとかな」
「そうね、けれどね」
「やっぱり祖国が一番だよね」
「ええ、あの雰囲気がよ」
 王女は魔法使いににこりと笑って答えました。
「最高よ」
「王女が生まれ育ったね」
「あの国がね」
 本当にというのです。
「私は何といってもね」
「一番好きでだね」
「この街は確かに素敵だけれど」
 それでもというのです。
「一番好きで住みたい国は」
「祖国だね」
「そうよ」
 まさにというのです。
「何があってもね」
「このことは変わらないね」
「絶対にね」
 こう魔法使いに答えました。
「この街は大好きになったけれど」
「それはそうなるね」
「ええ、だからね」
 それでというのです。
「この街でのことが終わったらね」
「お国に戻って」
「そこで幸せに暮らすわ」
「そうするね」
「私のお家はあちらにあるのよ」
 祖国にというのです。
「だったらね」
「あの国に帰るね」
「そうするわ」
 魔法使いにお話しました、そしてです。
 皆で色々な遊びをしてこの日も楽しみました、お寿司も美味しかったです。夜は夜で河豚鍋を楽しみました。
 次の日の朝です、秀吉さんにお会いしますと。
 秀吉さんは皆から鶴見公園のお話を聞いてそれはと応えました。
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