第二十三章
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来たのだ。
「俺もだ」
彼もそうだった。まさかこうして今ここにいるとは思わなかった。まさに奇跡であった。
「だがこれは事実だ。ならば」
そのうえで言う。
「俺は君のその誠意に応えよう」
「応えるって?」
「戦うまでだ」
それが彼の答えであった。迷いのない毅然とした言葉であった。
「ワームと、そしてこれからも」
「これからも」
「ワームとの戦いが終わってもだ。首領は何度でも来るのだったな」
「はい」
爺やが神代のその言葉に頷く。
「そうでございます。ですから坊ちゃまは戻って来られたのです」
「その通りだ。その俺の背中を任せられるのは我が友カッガーミ」
その加賀美は今はいないがそれでも言う。彼への信頼は蘇った今も変わりはしない。
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