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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十七話
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"あ"あ"あ"あ"?」
やんのかぁ?おおん?と暦に唸る一夏。
「二対1はバランスが悪いだろう。あと話が進まないからいい加減本題に入ろう」
「自分はさんざん寄り道する癖に!」
「ユートピアの言う通りじゃぞお前様!」
「僕は約束の時間に遅れた事は無い!」
閑話休題。
「で、鏡の国はどうだった?」
「なんで話す前から知ってたのかは置いとくとして、まぁ、思う所はあったよ」
一夏はベッドであぐらの奏の膝の上。
忍は勉強机に座った暦の膝の上。
余接はバナナ型ソファの上。
5者5様に座り、報告が始まった。
「ちなみに俺は未来予知で街から逃げさせて貰ったZE!
俺のダブルとか災厄以外の何者でもないからな!」
「中二病かよ」
「おいおいコタンジェント。そう言うなよ。コレとコレのダブルを見たあとじゃビビっちまうよ」
暦に対して尻尾で器用に矢印を作って向けながら一夏が言った。
余接はじっと暦を見て。
「それもそうか」
「斧乃木ちゃん?」
「なんだいロリコン?」
暦がグゥと黙る。
「他に、俺たちが街を離れてる間に変わったことはあった?
怪異関連とかで」
「鏡の国の続きだけど、北白蛇神社に御神体の鏡が置かれたのと、八九寺が大人バージョンになれるようになったことかな」
「へぇ。それはロリコンの暦さんにとっては残念だったね」
「けしてそんなことはない」
「ま、今までは手籠にできると思ってた相手に逆転されるのも、見てる分には乙なものか」
「人聞きの悪い事を言うな。そっちこそどうなんだ」
と暦が一夏の六本の尻尾を指して問う。
「ま、こっちの進展はニュース見てくれ」
一夏が言ったのはカンヘリアについての進展だった。
日本国外交団との交渉。
技術供与をエサにほぼすべての要求を日本国外交団に飲ませ、難民のための国カンヘリア建国を高らかに宣言した。
ついでに国連への批判も世界中に放送した。
これに対し、国連主要国、特に米国が反発。
米軍が保有していた地雷兵器が風化した事に対する損害賠償を国連裁判所でおこした。
その事自体にも批判が集まっているのだが。
「その途中、外交団受け入れ前の大掃除で箒が六尾になったよ。
もっふもふもふだよ。後光かってくらいもっふもふもふだよ」
「ふむ。六尾の狐と化け猫か」
余接が一夏に視線を向ける。
「寺社仏閣で祀られても不思議じゃないし、田舎なら土地神として周囲一帯を支配してあまりある大妖怪クラスだね。
篠ノ之箒ですら、ちょうど1年前のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとならいい勝負出来そうなくらいだ」
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