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私の 辛かった気持ちもわかってよー
第9章
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とのように思ってるのかー」

「そんなことないけどさー 普通 えぇーってなるやんかー」

「あのー 私 匠と居ると 楽しくて、頼りになるしー 好きなんです」と、言った瞬間 キラちゃんは恥ずかしくなったみたいで、下を向いて顔を伏せていたが耳まで紅くなっていた。

「白木屋君 でれーっとしてんじゃぁないのよー キラちゃん 白木屋君は悪い男じゃぁないけど・・・キラちゃんは まだ 中学生なんだし 色んな男の子を見て・・」

「なんだよー キラはちゃんと 見てくれているよー あのさー 山葵と亜里沙は 俺とキラが付き合っているの面白く無いのかーぁ?」

「そんなことないけど・・ あまりにも キラちゃん 可愛いし、お勉強も出来るみたいだし バイオリンだって・・」

「だから 不釣り合いだって?」

「あんにゃー 出しゃばるようだけんど わしゃから言わすと この男は見た目は雑で、いい加減に見えるけど 優しくて、行動力もある この女の子は純粋じやけー よ〜く 見るところを見とるんじゃー この男の良い所を だから、気を許してるんじゃっ 賢いお嬢ちゃんじゃわー」と、おばあちゃんが奥から言ってきていた。

 私達は、何にも言えないで、白木屋君の顔を改めて、しみじみと見ていた。キラちゃんは、照れくさかったのか

「あのー 私 6月 全国コンクールの予選あるんです みなさん 見にきてくださいネ」

「もちろん 応援に行くよ」と、みんなで・・・

 私、キラちゃんみたいに山水のこと見ていなかった。ただ、男の子を意識し始めて、小さい頃から隣に居たし、いつも私のことを見守ってくれているから・・好きになったというだけだった。キラちゃんみたいに、人の前で堂々と山水のことを好きですって言えるかしら・・・キラちゃんに負けて居るかも・・・って

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