第二章
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「凄く美味しいわ」
「そうだね、ワインも美味しいし」
「最高よ」
一家で夕食を楽しんだ、その後で入浴も楽しんだが部屋の中にあるそちらも清潔でボディーソープやタオルもよくてだ。
満足出来た、そして見事なベッドの中で休み。
朝になったがだ、朝食は。
「ううん、朝食までね」
「最高ね」
夫婦は一家で自分達のテーブルに座って食べつつ話した。
「ビュッフェでね」
「サラダもオムレツもソーセージも美味しくて」
「ハムもね、フルーツやヨーグルトだって」
「うん、ヨーグルトに入れるジャムもいいよ」
「パンだってね:」
「しかもシャンパンも飲み放題だし」
小さなグラスの中にあるそれをだ、夫は飲みつつ言った。
「これまたね」
「最高ね」
「こんなにいいホテルなんて流石に思わなかったよ」
夫は思わず唸ってしまった。
「本当にね」
「私もよ、ホテルマンさん達もサービスも最高だし」
「それじゃあね、まだ旅行は続くけれど」
「それでもね」
「またね」
「行きましょう」
このホテルにとだ、妻も応えた。
「そうしましょう」
「もう決まりだね」
「何か嘘みたい」
娘も言って来た。
「こんな素敵な場所にいられるなんて」
「そうだな、けれどな」
「これは夢じゃないのよ」
夫婦で笑顔で話した。
「現実だから」
「明日と明後日もこのホテルにいられるぞ」
「だからいる間はね」
「たっぷり楽しむんだぞ」
「そうするね」
娘は笑顔で応えた、そうしてだった。
一家でホテルそしてハウステンボスの全てを満喫した、その為帰る時はもう終わりかと非常に寂しがった。
だがそれでもだ、一家で来年また行こうと言い合った。
陽子はそのことをパート先でも話した、そのパートで稼いだお金は家に入れるだけでなく貯金もして。
そのお金で翌年また一家でハウステンボスに行きそのホテルに入った、そうしてだった。
これは毎年娘が独立すると彼女も夫と息子と一緒にそうする様になった、ハウステンボスそのホテルを楽しむことはずっと続いた。あまりにも素晴らしい場所なので。
ハウステンボスのホテルは 完
2023・7・20
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