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ど。その後、体育館の壇上にテニス部全員が並ばされ、部長の麗香が報告と応援のお礼の言葉を述べさせられていた。
放課後は学食を借りて、祝勝会が行われていた。コーチと校長、教頭のポケットマネーでと言うことなのだが、テーブルにはポテトチップとかチョコレートのお菓子が並んでいて、ジュースで乾杯のあと、コーチが理事長からの賛辞と謝礼の言葉を読み上げて
「いやー 今回は本当に皆 頑張ったなぁー 西田もギリギリまでよく頑張った。それに、ダブルスの決勝 今 思い出してもぞくぞくするわー 最後、あの衣笠をふたりで徹底的に攻めつけて、翻弄させてるんだからな あの時 見てて、身震いしてきたんだよー 考えてみれば、ろくな指導もしてきていないのに、二人とも本当に努力してくれたんだな 僕なんかを優勝チームのコーチに押し上げてくれた ありがとう」と、コーチが
「ちょっとコーチも大袈裟なんよー そう 私も璃々香やみんなに迷惑掛けたんだけど・・・すごい後輩たちが夢をつないでくれたって 涙しながら見てたの」と、西田先輩は少し涙ぐんでいたのだ。
「そうね だけど これからが本番よ 気を引き締めて向かわなきゃーネ」と、璃々香先輩は全国大会のことを見ていた。
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