第十五章
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度は何を企んでいる」
「今度とは?」
「かつて御前は人類を全員ネイティブに変えようとした」
ゼクト本部での戦いであった。その時彼はネックレスを使って全人類をネイティブに変えようとした。天道はそれを加賀美と共同して防いだ。その時彼も死んだ筈だがこうして蘇ってきているのである。
「今度は何を企んでいる」
「王は寂しがられているのです」
根岸は恭しい様子でそう述べてきた。
「ですから。女王もまた必要なのです」
「戯言を」
天道はその言葉を即座に否定した。
「王は常に一人。孤独であるべき存在だ」
天道は言う。
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