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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十五話 親子の絆
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ダック。」
俺は手から残りの殆どの気をバーダックに託しその場に倒れこんだ。
俺が託した黄色の気はバーダック体に取り込まれる。
その瞬間バーダックの気が膨れ上がったので効果はあっただろう。
バーダックは一瞬戸惑ったが俺の意思を理解すると、俺に背を向け右手を握りしめ掲げたのちに飛び去った。



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悟空はフリーザに対して攻めあぐねていた。
フルパワーになったとき、確かに物凄い気を感じたがそれでも超サイヤ人の状態なら勝てるはずだった。だがフリーザは戦いの最中で戦闘力を大幅に上げていき、ついに悟空を一回り、二回りと超えていってしまった。
悟空はフリーザの力を目覚めさせてしまったことを後悔したが、それ以上に高揚感が高まっていた。
フリーザが急接近し悟空の顔面を殴り飛ばす。
悟空は反応しきれずにもろに食らい空を飛ばされた後、自らの気で急ブレーキをかけて空中で静止した。口の中を切ったようで口から血が垂れていたので血の混じった淡を吐き口元を拭うとフリーザを睨みつける。
そこには前までの余裕は失い、頬には冷や汗が流れていた。

(まずいな...フリーザの野郎この戦いの中で急激にパワーを高めてやがる...)

「僕もそろそろ飽きてきたんだ。本気でやらせてもらうよ。」

そう言った直後フリーザの全身が紫色に光りだした。
何かされる前に対処をしようと悟空は右手から金色の気功波をフリーザに向けて撃つが、それが当たる前にフリーザの気が溜め終わった。
紫色の超高密度のエネルギー弾は気功波を押しのけ前から悟空を包むようにして放たれる。悟空は「チッ...」と舌打ちをすると全速力で気弾から逃れようとした。
しかし、広範囲、高密度の気弾の前では武空術も超サイヤ人の超スピードも大して意味はなかった。
悟空は何とかしてダメージを最小限に抑えようと気弾を乱射しフリーザの気弾と相殺したり、腕を使って弾いたりしたが、気弾の嵐は収まらず、体力が消耗されていった。

(やべぇ...このままだとなすすべなくやられちまう...)
急流のように流れてくる気弾に悟空は必死に防ぎながらも焦っていた。

だがちょうどそのとき自分の上空右上に気弾の量が少ない場所を見つけ一か八かの賭けで気弾から逃れようと武空術で空へ飛んだ。

気弾から逃れようとする悟空をフリーザは視界に捉え気弾を放ち続けた。
ふと気が付くとフリーザの方に向かって悟空が全速力で向かってきていた。

「この僕に気弾を当てようとしたって...無駄だ!」
フリーザは真正面から向かってくる悟空に向かって気弾を放つ。
悟空は後方からくる追尾型の気弾と真正面からくる気弾に挟まれてしまった。
それでも彼は冷静に気弾を躱し
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