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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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ですよー 私達」と、みく美も泣きながら言っていて、私に抱きついてきていた。

「完全にやられたわー 卑怯よ ダブルス戦の時、最後 私に集中して打ち込んできてー うふっ でも、最初からだったら 耐えられなかったかもネ」と、又、衣笠響がやってきていた。

「ふふっ だから 言ったでしょ 強いわよって」

「ええ 素晴らしいワ 璃々香が育てたの?」

「まぁ これが 音女の底力よ みく美なんて 始めたの 高校入ってからよ 知らなっかったでしょ?」

「うん ノーマークだった やられたわ 山城さん 音女じゃぁ無くて ウチに入ってくれれば良かったのにね そ〜してたら きっと 私も璃々香に自慢できてたワ」

「あー ウチ 璃々香先輩じゃぁなかったら ここまで これなかったと思います」

「そうかも ・・・ あのさー 夏の合宿 一緒にやってくんない? ウチの後輩達にも 刺激あたえなきやー」と、璃々香先輩に

「まぁ いいけど コーチとか部長に相談しないとネ ウチなんかの弱小チームより  洛中国際とのほうがいいんじゃぁない?」

「見た? 今年の洛中国際 ガタガタよ まぁ 考えておいて じゃぁ 総体でネ!」と、行ってしまったけど、ウチ等の実力だけは認めたみたい。

 中学の後輩、彩も来てくれて

「先輩 見てました すごかったですね 花火のフィナーレの時みたいにこれでもかって打ち込んで 私 涙出てきました」

「彩 ちゃん 来てたの ごめんネ 試合 見れなかった」

「うぅん 私 2回戦 敗退だったからー でも 先輩 みたいに強くなりたい」

「うん 又 一緒に練習する機会があったらね」

 そして、皆が別れる時、璃々香先輩が

「山葵がいなかったら・・・ 私も テニス やめていたかもネ じゃあ 明日」と、言い捨てて帰って行った。

 私は・・・違うんです。私は、最初 そんな風に思ってなかったのー 先輩を憎んでいて・・・と、涙が出てきていた。あの時、あの人が衣笠響だったんなら、きっと学館に行っていたんだろうけど、ここまで、テニスに打ち込めたんだろうか たぶん 鬼のような璃々香先輩だったからなんだと 思っていた。
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