8-7
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ダブルスでは、璃々香・西田先輩、織部・多田先輩、美湖・麗香、私とみく美、そして、1年生の音女中学出身のペァなのだ。1年生のペァは1回戦で敗退したが、他は、3回戦まで進んで、美湖・麗香ペァは敗退。準々決勝では璃々香・西田先輩のところは、西田先輩が限界なのか動きが悪く負けてしまった。織部・多田先輩のペァは学館の第一ペァ衣笠響のところと当たって、負けてしまっていた。私とみく美は快調で準決勝でも洛中国際の第一ペァにも勝っていたのだ。
そして、優勝候補筆頭の学館ペァに向かって行った。衣笠響のサーブから始まったのだけど、私達には予定していた通り、最初のゲームはすんなり負けていた。だけど、次のゲームから私の [壱の型] 衣笠響のベースラインより深い位置からの浮き気味のリターンをみく美がセンターの位置から前衛目掛けてスマッシュで決めた。その後も私達は前衛目掛けて打ち込んでいったのだ。衣笠響にはボールを打たせなかった。その後も、衣笠響が前衛に来ると、後衛に集中して右に左に打ち込んだのだ。私達の攻撃パターンなのだ。私達は二人がセンターの位置に並んで、ジャンピングスマッシュを、私は [参の型][滝壺] みく美は強烈なスマッシュと [波切] を交えて決めて行ったのだ。あっという間に7-2になって、最後は衣笠響を集中的に狙ってスマッシュを集めて行った。圧勝だったのだ。当然、学館のふたりは呆然としていたのだ。
「やったぁー 山葵 頂点だね」
「うん みく美のお陰ヨ 強烈なんだもの むこう 追いつけなかった」
「ふふっ 山葵の た ん じ ろ う も 冴えてたワ」
私達は、飛ぶようにして、チームの皆のもとに走った。
「よーし お前等 すごい 可能性の二人だな 音女 始まって以来の快挙だ」と、コーチも喜んでくれて
「あなた達には 脱帽だわー お返ししてくれたわね」と、織部先輩も・・
「ふっ 残念だわー 無様だったら お尻 ペンペンしよう思っていたのにー」と、相変わらずの言い方・・・あの人 きっとSなんだわ だから、私にもあんなに厳しくして・・だけど、璃々香先輩も嬉しいみたい。
そして、団体戦も私達の快進撃は続いて、2戦目の璃々香先輩のシングルスも負けることは無かった。予想通り、決勝は学館チームなのだ。
最初のダブルスは、学館も第二ペァなので、難なく私達のペァは勝っていた。そして、2戦目、やっぱり衣笠響は璃々香先輩とやり合う為、シングルスに出てきた。だけど、ダブルス戦のショックからなのか、精細に欠けていて、璃々香先輩の勝利に終わったのだ。2セット連取で、私達は団体戦でも頂点に立っていたのだ。
「なによー 山葵 団体戦 私 一度も試合してないのよー こんなのありー?」
「織部先輩 まだ 本戦ありますよ 全国なん
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