第百七話 秋がはじまりその九
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「あの人は」
「そうよ、そんな人だったらね」
他人をひがんだり妬んだりする様な人ならというのだ。
「ああなってないわよ」
「そうした人って努力しないですよね」
「努力しないからね」
それ故にというのだ。
「他の人をひがんでね」
「妬みますね」
「努力する人はそんな暇があったら」
ひがんだり妬んだりする様なというのだ。
「もっとね」
「努力しますね」
「そうよ、絶対にね」
「やっぱりそうですよね」
「努力すればね」
その様にすればというのだ。
「その分よくなるわよ、その時は結果が出なくても」
「結果は後で出ますよね」
「努力は嘘吐かないのよ」
先輩は言い切った。
「だからね」
「それで、ですよね」
「努力することよ、野球だけでなくて」
「お勉強でもですね」
「それでアルバイトでもね」
今自分達がしていることでもというのだ。
「ちゃんとね」
「努力すrとですね」
「それが間違いなく結果になってね」
それでというのだ。
「よくなるのよ」
「今じゃなくても」
「そうよ、だからやることよ」
「何も努力しないと」
「よくなわないしね」
「ひがんだり妬んだりしたら」
「そこからもっとね」
それこそというのだ。
「悪くなるわよ」
「そうなりますね」
「そういうことよ、しかしひがむ妬むは」
先輩は微妙な顔になって話した。
「何にもならないわね」
「そんなことしても」
「自分の心がさもしくなるだけよ」
「本当にそれだけですね」
「それ位なら勉強して」
「アルバイトして」
「スポーツでも何でもね」
今話した様なことをというのだ。
「頑張ることよ、そうしたことを何もしないでふんぞり返ってるままでしかもひがんで妬んでばかりだと」
「絶対によくならないですね」
「そう、努力しないさもしい心でふんぞり返るだと
「碌な人にならなくて」
「まともな人にもよ」
それこそというのだ。
「なれないわよ」
「逆に言うと努力すれば」
「なれるわよ」
「そうですか」
「店長さんだってね」
「占いで、ですね」
「いつも努力されてることはね」
これはというのだ。
「絶対よ」
「そうですね」
「ただその努力をね」
それをというのだ。
「店長さんは努力とはね」
「思われていないですか」
「そうかもね」
「努力を努力と思わない」
「当然と思われてるかもね」
そうかも知れないというのだ。
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