第一章
5.少女の提案
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据えていた少女に対し、答えた。
「すみません。せっかくのお話で申し訳ありませんが、やっぱり少し考えたいです」
マフラーから白い息が漏れる。ふたたびため息をつかれたようだ。
「あっそ。じゃあ好きにすれば」
「ごめんなさい」
「でも、きっとまた危険な目にあうよ」
「……。そろそろ教えてほしいです。あなたは何者なのですか」
「キミと違って、多少は危険に気づける人間」
じゃあ、わたしは祠に帰るから――。
そう言って去る少女の背中を、フォルは見送った。
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