第七章
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関係する全てのライダーが集った。
「統制者、いやスサノオという」
「スサノオ」
「神話の神様ですよね」
三輪はそれは知っていた。
「確かヤマタノオロチを倒したっていう」
「オロチも何処かで戦っていた奴等がいたらしいがな」
相川はそれにも答える。鬼のことも噂で聞いてはいた。
「だがそのスサノオは神話のスサノオとはまた違う」
「じゃあ何なんですか?」
志村は席に座る相川に問うた。上城はその横に座る。
「そのスサノオは」
「悪意の塊とでも言おうか」
相川は少し俯いてそう述べた。
「ジョーカーだった俺を創り出してバトルファイトで生物を縛った」
「一体何の為に」
「世界を永遠に戦いに置く為だったのだろうな」
橘は腕を組んで思案の色を見せながら禍木の問いに答える。
「そしてあわよくば世界を滅ぼす」
「じゃあジョーカーを創ったのは」
「そうだ」
相川は三輪に答えた。
「その通りだ。オルフェノクという存在もそこに王として自らの分身を送り込んだのもだ」
「スサノオの思惑だったんだ」
上城がここではじめて口を開いた。
「何もかもが」
「それでも倒したんじゃないんですか!?」
三輪は必死な感じで剣崎に顔を向けて尋ねた。何故かスサノオの存在を必死で否定したかったのだ。それが何故かは彼女は意識下ではわかっていなかった。無意識から来る恐怖によってであったのだ。
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