第六章
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開いてくれ」
「わかりました」
橘が烏丸に答える。ライダー達のリーダーは彼が勤めているのだ。剣崎がサブリーダーというわけである。これは橘の統率力と実績を買ってのことだ。彼がボードの最初のライダーであるということは大きかった。
「それでは」
「所長」
事務所に広瀬栞が入って来た。彼女もボードに復帰していたのである。烏丸の秘書的ポジションにいる。黒いスーツとズボンという格好である。
「三人が戻って来ました」
「そうか、無事だったか」
「はい、何とか」
「何とかってまさか」
「渋谷でまた」
「私の危惧が当たったようだな」
烏丸は栞の報告を聞き暗い顔で呟いた。
「残念なことだが」
「怪我はありません。それは大丈夫でした」
「そうか、彼等には悪いがすぐに会議だ」
彼はそう栞に告げる。
「わかったな。それでは」
「はい」
「では君達も頼む」
烏丸は橘と剣崎に顔を戻してきた。
「重要な会議だ。いいな」
「ええ」
剣崎は深刻な顔でそれに応える。
「やっぱり俺達はあいつとの戦いを続けなければならないんですね」
「それが仮面ライダーとなった者の宿命だ」
烏丸は沈痛な顔で剣崎に述べる。
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