第七十五話 天下茶屋その十七
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「欠片も思ってないんで」
「そう言うのね」
「こうした奴は死んでもです」
「何とも思わないのね」
「それどころかです」
「そこからは言わないでね」
ざまみろと言うことがわかっていました、それで止めました。
「いいわね」
「わかりました」
「兎に角新一君は図々しかったり都合のいい時は、というのは嫌いなのね」
「そうした奴とは口もきかないです」
「そこは駄目だけれどね」
新一君の悪い癖性分だからです。
「嫌いな相手を嫌い過ぎるのは」
「僕の癖性分ですね」
「それが気を付けることになっていてもね」
これはいいことでもです。
「新一君の嫌い方は極端過ぎるから」
「実は中学一年の時に気付いていました」
その時にというのです。
「自分はこうだって」
「そこでなおさなかったの」
「同級生や先生を見ていて」
それでというのです。
「嫌な奴は徹底的に嫌な奴多かったんで」
「それで暴力振るう先生もいたのね」
「そうした相手は徹底的に嫌いになって」
「無視とかしてたのね」
「はい、嫌いな奴とは話しない」
そうしたというのです。
「考えになりました」
「気付いてなおすどころか」
「余計に悪くなって」
「それで長池先輩にもなのね」
「残酷な人も嫌いなんで」
「先輩反省しておられるから」
先輩ご本人からそうしたことをされたことは聞いたので事実としか思えないにしてもです。
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