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ドリトル先生と桜島
第八幕その三

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「やっぱりね」
「それがあってこそだね」
「欧州は発展したね」
「そうなったね」
「そうなったことは事実だよ」
 紛れもなくというのです。
「本当にね」
「そうだよね」
「大海原を踏破したからこそ」
「何もわかっていない場所に」
「そうしたからこそ」
「それが出来たんだ」
 まさにというのです。
「だから人類はね」
「宇宙もだね」
「踏破すべきだね」
「バイキングや大航海時代の様に」
「どれだけ失敗しても」
「技術や予算を使っても」
「駄目だ無理だだけでは何にもならないよ」
 それこそというのです。
「駄目ならどうするか、無理ならどうするか」
「出来るか」
「そう考えて」
「努力することだね」
「前に進むことね」
「そうだよ、確かに宇宙のことは何もわかっていないよ」
 まだというのです。
「人間は学びはじめたばかりだよ、けれどね」
「学んでいって」
「知っていって」
「宇宙開発も進めていって」
「そのうえで」
「そう、何時かね」 
 それこそというのです。
「アニメの様に月や火星、木星に移住して」
「そしてだね」
「そのうえでだね」
「さらにだね」
「先に進むんだね」
「太陽系からも出て」
 そうなってというのです。
「さらにだよ」
「先にだね」
「進むべきだね」
「さらに先へ」
「この広い銀河系の中を」
「そうしていくべきだね」
「そうだよ、ただ宇宙人との出会いはね」 
 これはといいますと。
「それがいいことでも悪いことでもね」
「どっちでもなんだ」
「それでもなの」
「滅多にないことだろうね」
 そうだというのです。
「これはね」
「よく宇宙人との戦争とかね」
「侵略とかのお話あるのね」
「友好的なものもあるけれど」
「そうしたお話は多いわ」
「けれど宇宙の多くの星で生命が生きられる様な星は僅かでね」
 そうであってというのです。
「そこから知的生命体が生まれるとなると」
「人間みたいな」
「それはなんだ」
「滅多にないんだ」
「そうなのね」
「そう、その僅かな中の」
 それこそというのです。
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