第八幕その六
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「オズの国でね」
「それで、ですね」
「こうしたこともですね」
「普通に出来るんですね」
「オズの国だから」
「魔法の力で」
「科学の力もあるからね」
それでというのです。
「普通だよ」
「そうですね」
「それではですね」
「このままですね」
「この水槽の中を歩いて」
「色々な生きもの達を観ていくんですね」
「そうしていこう、そしてここから出ても」
水槽からというのです。
「色々な生きもの達を観られるよ」
「さて、ペンギン達を観ましょう」
王女は楽しそうに言いました。
「次はね」
「はい、そうしましょう」
「この水槽の後は」
「そちらに行きましょう」
「それでペンギンとですね」
「遊ぶんですね」
「そうしましょう」
五人に笑顔でお話して実際にでした。
皆は水槽の後はペンギンのコーナーに向かいました、服も身体も髪の毛もそこから出ても濡れていません。
それで皆上機嫌でペンギン達のコーナーに行きますと。
ペンギン達は海水の中で陽気に遊んでいます、そこにトドやセイウチ達もいます。
その彼等を見てです、チクタクは言いました。
「まるでーーです」
「どうしたのじゃ?」
「海にーーいるーーみたいーーです」
こう言うのでした。
「まさに」
「そう言われるとそうじゃな」
リンキティンク王もそれはと答えます。
「わしもじゃ」
「思われーーますーーね」
「うむ」
その通りだというのです。
「そう思える」
「海ではーー泳げーーますーーが」
「しかしな」
「この様にーーですーーね」
「普通に歩いたり飛ぶ様に動くことはじゃ」
そうしたことはというのです。
「出来ぬからのう」
「あの光をーー浴びないーーと」
「そうじゃ、しかし今はな」
その光を浴びたからだというのです。
「この通りじゃ」
「海の中ーーでも」
「ペンギン程とまではいかずとも」
それでもというのです。
「動けるわ」
「そうですね、ただ」
ボボ王子はペンギン達の動きを見つつリンキティンク王にお話しました。
「ペンギンの動きは凄いですね」
「うむ、まさに飛んでおるな」
リンキティンク王も彼等の動きを見て王子に応えます。
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