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新オズのリンキティンク
第八幕その一

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                第八幕  何処でも行ける電車
 この日は皆で電車に乗ってです。
 動物園それに水族館に行くことにしました、皆まずは動物園に行くことにしましたが電車に乗りましたが。
 その電車に乗ってです、魔法使いは皆に着席したうえで言いました。七人用の席に向かい合って座っています。
「この電車は回るんだよね」
「そうだね、この街の中心をね」
「環状線といってね」
 カエルマンに笑顔で応えます。
「この街を円形に走っていて」
「街の主な場所に行けるよ」
「それもすぐにね」
「便利なものだね」
「これに乗ればね」 
 魔法使いは笑顔のまま言います。
「この街の主なところにだよ」
「何処でもだね」
「すぐに行けるよ、道頓堀にも行けるし」
 すぐにというのです。
「大坂城にもね」
「そうだね」
「そしてだよ」
 魔法使いはさらに言いました。
「私達がこれから行くね」
「動物園にもだね」
「行けるよ」
 それが可能だというのです。
「天王寺動物園にね」
「あの、その動物園ですが」 
 クッキーが言ってきました。
「かなりです」
「生きものの種類と数が多いわね」
 アン王女が応えました。
「本当に」
「そうですよね」
「だからね」
「行ってですね」
「沢山の生きものを観られて」
「楽しめますね」
「そのことも嬉しいわね」
 王女はにこにことして言いました。
「ではね」
「はい、これからですね」
「楽しく行きましょう」
「この電車に乗って」 
 ガタゴトと揺らされながらお話します、そしてです。
 動物園に行くと実際に色々な生きもの達がいました、外の世界にもいる生きもの達だけでなく他にもです。
 オズの国にしかいない生きもの達もいます、その彼等がです。
 動物園の中のそれぞれのお家であるコーナーにいたりその外に出てくつろいだり遊んでいます、その彼等がです。
 来園した人達とも遊んでいます、その人達の中にです。
 皆も入ります、そこでリンキティンク王は言いました。
「ほっほっほ、いいのう」
「そうですよね、見て下さい」
 一緒にいるボボ王子が応えました。
「ドードー鳥が歩いていますよ」
「おお、相変わらず愛嬌があるのう」
「王様あの鳥好きですね」
「あの鳥もな」 
 リンキティンク王はこう答えました。
「好きで他の生きものもな」
「王様はお好きですね」
「色々な生きもの達と遊ぶこともな」
 このこともというのです。
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