第二十五話 選択その十四
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「安心してくれ」
「けれど」
「けれど。何だ」
「ううん、何でもないわ」
牙暁と夢の中で話して見たことを思い出したがこのことは言わなかった。
「きっとね」
「そうか」
「うん、ただ私をなの」
「護るからな」
こう言うのだった。
「安心してくれ」
「頼りにしてなのね」
「俺の傍にいてくれ」
「神威ちゃんがそう言うなら」
運命より彼を信じられた、それで言うのだった。
「大丈夫ね」
「そう言ってくれるか」
「うん、それでね」
小鳥はさらに言った。
「神威ちゃんこれから」
「選ぶ、その時が来た」
「そうなのね」
「お前を護る選択をな、あと少し考えてな」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「結論を出すのね」
「そうする」
まさにというのだ。
「そしてだお前と封真をだ」
「護ってくれるのね」
「このことは絶対だ」
こう言うのだった。
「どんな選択をしてもだ」
「私とお兄ちゃんをなのね」
「その選択をする」
「そうですと」
征一狼が来て言ってきた。
「やはり」
「そうなるな」
「はい、僕もこのことは聞いていますから」
「やはりそうなる」
まさにというのだ。
「俺の選択はな」
「そうですね、では」
「その時はだな」
「僕達もいますので」
それ故にというのだ。
「必ずです」
「小鳥をか」
「そうさせて頂きます」
「わかってね」
確かな声でだ、火煉も言ってきた。
「私達もその時はね」
「俺に協力してくれるのか」
「ええ、そうさせてもらうわ」
「悪いな」
「悪くないわ」
微笑んでだ、火煉は神威に応えた。
「だってその時はね」
「俺達は仲間だからか」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「任せて」
「では頼む、俺は絶対に小鳥を護りたい」
強い意志を出してだ、神威は言った。
「その為には何でもする」
「その言葉受け取ったわ」
嵐も言ってきた。
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