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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百七十九話 AZUMA山荘へ その1
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第三百七十九話 AZUMA山荘へ その1

無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

炎に包まれた木白崎原子力発電所から撤退した俺は、道の途中で運転手を射殺して、奪った車で夜の道を走る。
目指すべき場所は紅軍連合の本拠地であるAZUMA山荘だ。
しかし、原子力発電所での戦闘による疲労が、強烈な眠気となって俺を襲う。
フロントガラスを元運転手の鮮血に染めた車はそのまま、付近の山林地帯に入る。
仮眠をとろうとした俺の目を射す、朝日。
そう、もうすぐ朝がはじまるのだ。
いくら山林地帯とはいえ、フロントガラスが人間の血の色で染まっていれば、目立たないわけがない。
後部座席に放り込んだ元運転手の死体の家族や会社が、ケーサツに捜索願を出すことを想定すれば、この車に長居するのは悪手である。
「そろそろ死体も臭ってきたしな...」
俺は防弾チョッキの上に、私服を纏い、身辺整理を行う。
今回の作戦で用意した武器とは他に、ジエータイのやつらから奪った武器も入ったリュックと手提げを身に着けた俺は、そのまま車内から外に出る。
新しい日の始まりを告げる朝日を正面から浴びながら、俺は道路端をひたすら歩き続ける。
強烈な眠気と戦いながら、歩き続けるのはツライ。
しかし、遠くにビルが見える。
つまり、あともう少し歩けば、どこかの町に着くはずだ。
そして、町で俺を待っていたのは奇妙は景色だった。
俺は時計を見る。
時刻は朝の7時である。
朝の7時といえば、通勤ラッシュだ。
生けるしかばねと化した社会人の群れが織りなす地獄絵図。
しかし、俺の目の前に広がっているのは通勤ラッシュでもなければ、地獄絵図でもない。
静寂に満ちた、朝の町の風景だった。
一瞬、俺は、先程の戦闘で死亡して夢を見ているのではないか思ったが、やはり違う。
俺の体から臭う、血の生臭さが、ここが現実であることを教えてくれる。
俺はとりあえず、街路に建っていたホテルに入る。
俺は受付の男に、部屋を貸してほしいと告げる。
しかし、受付の男はどこか、困ったような苦笑いをしながら、口を開く。
「部屋自体は空いているんですけどね、実は今、電気が全然使えない状態なんですよ、それでも泊まります?」
なるほど、そういうことか。
俺が木白崎原子力発電所の原子炉を停止させたことで、この辺で大規模な停電状態が発生しているのだ。
もしかしたら、他の仲間たちが残り8基の原子力発電所を制圧したことも関係しているのかもしれない。
この停電状態では、それを確かめる方法がない。
ホテルのロビーに電気がつ
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