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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百七十九話 AZUMA山荘へ その1
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いてなくても、そんなに違和感を感じなかったのも、今が朝であったからだろう。
俺は試しにホテルの受付の男に聞いてみる。
「木白崎原子力発電所について、なにか噂とかきいたことあります?」
「木白崎原子力発電所?もしかして、今のこの停電って、原子力発電所のせいなの?」
「いえ、そういうわけではないんです、気にしないでください」
受付の男から部屋の鍵をもらった俺は、そのまま、早歩きで移動を開始。
受付の男の反応を見る限り、木白崎原子力発電所が炎に包まれていることは、まだ、世間に広まっていないようだ。
おそらく、国民をパニックに陥らせないための配慮なのか?
それとも、単純に停電中で、国民に情報を行き渡っていないのか?
停電状態であれば、号外の一つも出せないだろう。
もしかしたら、もう炎に包まれた木白崎原子力発電所からホーシャノウが漏れているのかもしれない。
そう考えれば、先程の街路の静けさは理解できる。
ホテルの部屋に入った俺は、そのままベットに横たわる、シャワーも浴びずに。
停電状態であれば、どうせお湯も出ない。
強烈な眠気とは逆に俺の思考は働き続ける。
まだ停電状態が続いているということは、木白崎原子力発電所では、まだ原子炉の再稼働する段階には至っていないのかもしれない。
俺はとりあえず、受付の男に部屋替えを頼み、ホテルの最上階の部屋に移動する。
最上階の部屋の窓からは、黒い煙を上げる木白崎原子力発電所に向かって、放水作業が行われている様子が見える。
放水はおそらく、消防隊によるものだろうか?
この階のホテルの窓からは、黒い煙を上げる木白崎原子力発電所に向かって、放水作業が行われている様子しか確認できない。
いくら停止状態の原子炉とはいえ、引火すれば、一大事である。
この街に人が少ないのは、高層マンションに住んでいた人々が早期に、避難を開始した影響もあるのかもしれない。
一軒家や、アパートに住んでいる人々は、停電によりあらゆる情報が封鎖された現状では、木白崎原子力発電所で火災が発生していることすら知ることができない。
それは、先程のホテルの受付の男の言動が証明している。
本来であれば、俺は今すぐこのホテルをチェックアウトして、眠気に抗いながら移動を開始するべきなのかもしれない。
でも、それはもう無理だろう。
度重なる戦闘で俺の体は完全に限界を迎えている。
仮に眠っている途中でホーシャノウに汚染されてしまってもいい。
今はただ、休みたかった、眠りたかったのだ。
俺は、そのままベットに横たわる。
シャワーも浴びずに。

次回予告 AZUMA山荘へ その2

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
『?????????????????????????????????
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