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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百七十六話 原子力発電所 その6
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ーを開けようとしているのだ。
シャッターの内側からは当然のごとく、外側で行われている『何らかの方法』を確認することができない。
このまま、爆弾を積んだトラックの爆破をエサに、ジエータイのやつらに撤退するように脅すのも一つの手だが、今の会話でこっちが、原子力発電所の爆発を回避したい意思が、ジエータイのやつらにバレてしまっている。
おそらく、脅迫したところで、さっきみたいに笑われるだけだ。
なら、もはや手は一つしかない。
俺はかつて、BEI軍基地を襲撃した際に、殺したBEI軍兵から奪った、対物ライフルをシャッターに向かって構える。
かつてジエータイに所属していた経験がある紅軍連合にリーダーである倉都テツオがこう言っていた↓。
『お前がBEI軍兵から、奪ったその銃は対物ライフルだ、対物ライフルは住宅用のコンクリートブロックも貫通可能な銃だ、わかるか?』
この対物ライフルで、果たして木白崎原子力発電所のシャッターの貫通は可能なのか?
しかし、BEI軍の支配下にある新日本は銃社会ではない。
木白崎原子力発電所のシャッターがテロを想定して作られているとは思えない。
俺は試しに、対物ライフルをシャッターに向かって撃ってみる。
俺の予想通り、対物ライフルから放たれた銃弾はシャッターを貫通した。
そして、シャッターの外から聞こえてきた悲鳴。
おそらく、シャッターを開けようとしていたジエータイ員が死亡したのだろう。
俺はシャッターの外側であたふたしているジエータイのやつらに向かって宣言する。
「どうだ!ざまぁみろ?さっき、さんざん俺を笑った罰だァッ?仲間の仇をとるために、おめぇらが俺を撃ちてぇなら撃てよ?ヴォイッ?でもなァッ?おめぇらの撃った銃弾がシャッターを貫通して爆弾を積んだトラックに直撃したら、おめぇらわかってんだよなァッ?俺もおめぇらもみんな原子力発電所の爆発でドカーンだァッ?おまけに流出したホーシャノウで日本もおしまいだァッ?」
シャッターの外から、ジエータイのやつらの罵詈雑言が聞こえてくる。
「?ぉいッ!おめぇ、いい加減にしろよ?この落ちこぼれ共がァッ?おめぇら紅軍連合の社会不適合者のゴミクズどもがどんなに頑張っても、この国を変えることなんてできねぇんだよ?実現不可能な夢なんか捨ててとっとと自首して罪を償って就活しろ、この最底辺のバカ野郎? 」
シャッターの外から銃を構える音が聞こえる。
そして次に、銃を構えた者を停めようとする声、ジエータイ員同士の口論が始まる。
俺への銃撃を望む者と原子力発電所の爆発を恐れ俺への銃撃を停める者達の口論。
つまり仲間割れ。
しかし、爆弾を積んだトラックを背にする俺には、銃撃をためらう必要性はない。
俺は再び、対物ライフルから銃弾を放つ。
シャッターを貫通する銃弾。
シャッターの外か
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