第一章
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鬼を訪ねることが多くなっていた。自然とたちばなには疎遠になっていたのだ。
「じゃあ学校が終わったらね」
「ああ、放課後な」
こうして明日夢とあきらはたちばなに向かうことになった。たちばなに来るとイブキとトドロキが二人を迎えてきた。
「よお、暫く」
「はい」
二人は笑顔で彼等に応える。
「何か本当に久し振りですね」
「そうだな。たまには単に甘いもの食うだけでもいいからな」
イブキが笑いながら二人に述べる。
「顔出してくれよ」
「そうそう」
トドロキも言う。笑っている二人の後ろから日菜佳と香須美が来た。そして言う。
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