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転生
第一話
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言うなら“常世(とこよ)”だよ』

「あのぉ…」

『ん?なぁに?』

「常世って確か仏教用語ですよね?」

『お、おしいね。正解は神道の部類だね、意外に知ってるもんだねぇもっと君たちって宗教には無関心かと思ってたのに』

「はい、昔読んだ本で見たので。えっとつまり…ここってもしかして!?」

『そ、一種の死後の世界ね。であたしはここでその管理役として来てるの。一応は神様の分類になるらしいよぉ』

「死んじゃったんだ…俺。ってか神様なのに格好がものっそいことになってますけどね」

『いやぁ、ここって基本はあたししかいないしもう200年以上1人ぼっちでさ。誰にも見せないのにお洒落や化粧とかするのが面倒になっちゃさ』

こりゃまた本音をポンポンいう神様だねぇ…

『と、話がそれたけど…君がここにいることが逆に問題なんだよねぇ』

「え?」

『いやぁ、実はあなた、まだ寿命が残ってるのよ。そもそもここはお坊さんとか悟りとかを開いた人を受け入れるための場所なのよ』

「え!?じゃ、じゃあなんでここにいるんですか!?」

『そこなのよねぇ。あなたの死因って車に轢かれて、になるんだけど記憶ある?』

「…いえ。なんで死んだのか今知りました。」

『そっかぁ。あなたは道路にいた子供を助けて死んじゃったのよ』

「そうなんですか…」

『えぇ、あたしもここに人が来たのは200年ぶりぐらいだからびっくりしちゃってさぁ』

「あの…」

『どうしたの?』

「その子供はどうなりました?」

『擦り傷程度で大きなケガはないわね』

「よかった」

『え?なんでよ』

「だって子供は無事なんですよね?」

『ええ』

「なら死んだだけのことはあります。俺の将来とその子の将来ならたぶんその子の方が大きいと思おうんで。」

『…………よし!合格!!』

「え?」

『その心意気に感動したわ!代わりと言っちゃなんだけど残りの人生分として転生させてあげるわ』

「もし不合格ならどうなってたんですか?」

『寿命がくるまで一人でここで生活してもらうわ』

「よかったぁ…」

こんな何もないない真っ白な空間であと50年も60年も過ごしたら絶対に精神が寿命よりも先にやられるのが分かる。。。

『じゃあ、転生についてなんか希望とかあるかしら?』

「いくつまでならいいですか?」

『とりあえず言ってみなさい。あんまり多いのはダメだけど1ケタまでならあたしの権限でなんとかできるしね』

「じゃあ、まずNARUTOの世界に行きたいです。もちろん他に転生者はいないっていうのが条件です。立場はサスケの双子で、あと万華鏡写輪眼のリスクなしでの使用可能に、あと
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