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スーパー戦隊総決戦
第一話 サキュバス乱入その十
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「今時な」
「まあ恐竜がパートナーだったり魔法を使う人達も世の中にはいるけれどね」
「魔法!?」
 流ノ介は魔法と聞いて今度は彼が驚きの声をあげた。
「世の中に本当にあったのか」
「あるんだよ、これがね」
 実際にあると話すのである。
「何なら紹介するけれど」
「世の中って広いね」
「ほんまに」
 茉子とほのかがそれぞれ言う。
「魔法がこの世に本当にあるなんて」
「殿様だけやなかったんや」
「ああ、ここにいたのね」
 ここで前からロングヘアの美女が来た。黄色と黒のミニスカートの制服から彼女が誰かすぐわかる。デカイエローこと礼紋茉莉花である。
「丁度よかったわ」
「ああ、ジャスミン」
「ウメコはまただけれど」
「ああ、またなんだ」
「私もさっきまで一緒だったし」
 茉莉花は笑いながら話す。
「一緒に入ってたけれどね」
「じゃあもうすぐ出て来るよね」
「そうよ、もう少ししたらだから」
「じゃあそれから集まってだね」
「バンとホージー、鉄幹はもう集まってるわよ」
「そうか。それだったらね」
 仙一は茉莉花のその言葉を聞いてまた頷いた。
「シンケンジャーの人達も案内してね」
「そうしようか」
「それじゃあ私達もね」
「うん、行こうか」
「ああ、ちょっとよ」
 二人の話に千明が入って来た。
「さっきから聞いていて気になってるんだけれどよ」
「気になってるって?」
「一緒とかって何のことなんだ?」
 茉莉花の言っているそのことである。
「一体何の話なんだ?」
「ええ、それね」
 茉莉花はそれを言われてまずは微笑んだ。それから彼に対して答えるのだった。
「それはね」
「ああ、それは?」
「お風呂に入ってたのよ」
 だからだというのだ。
「二人で一緒にね。入っていたのよ」
「何と、それはまことか」
 そのことを聞いて一番驚いたのは流ノ介だった。
「基地の中に風呂があるのか」
「そうよ。ここに泊まることも多いし」
 茉莉花は平然として答えた。
「それでね」
「何か凄い場所だな」
「全くだな」
 流ノ介だけでなく源太も言う。
「この基地もな」
「色々あるんだな」
「けれどお風呂があるって」
「ええなあ」
 茉子とほのかは素直に羨ましそうに言う。
「お屋敷のお風呂もいいけれどね」
「檜で」
「よかったらここのお風呂に入る?」
 茉莉花はにこりと笑って二人に薦めてきた。
「後でだけれど」
「いいの?私達も」
「ほんまに」
「お風呂は減らないわよ」
 微笑んで二人に話す茉莉花だった。
「だからね」
「そう。だったら」
「後で」
「そうしましょう。じゃあまずはね」
「爺を呼んでだな」
 最後に丈瑠が言う。こうして彼等はそれぞれあらためて顔を
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