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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百七十四話 原子力発電所 その4
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末シューサクが泣きながら俺に訴える。
「でもよぉ?この男は、俺とリョーコの子供を殺したんだ?まだ生まれてくる前の子供だぞ?名前も与えられず?世界の美しさも知らず?人のぬくもりも知らず?何も知らず、与えられずに死んでしまったんだぞ?たとえ、生まれ来る前の命として、この国の死亡者に含まれなくても?命は命だ?組織のルールがなんだ?法律がなんだ?この男は?労速ジュンは人殺しだ?『処刑』するべきだ?」
自分たちに都合のいい綺麗ごとを並べる広末シューサクに、俺は怒りをぶつける。
「都合のいいこと言ってんじゃねぇよ!じゃあ、なんでリョーコとセッ●スするときにゴムをつけなかったんだ?おめぇとリョーコはセッ●スすれば子供ができるかもしれないって知っててセッ●スしたんだろうが?自分たちが全国に指名手配されてるってわかっていてセッ●スしたんだろうが?じゃあ仮に、おめぇとリョーコの子供が自分の両親が指名手配犯の犯罪者だって知ったらどう思う?当然、ショックだよなァッ?悲しいよなァッ?おめぇらはそこまで想像して考えてセッ●スしたのか?してねぇよなァッ?自分たちに犯罪者である自覚があるなら、セッ●スの時にゴムするのが常識だろうが?ただでさえ、子供は親を選べないんだ?自分たちに革命活動している自覚があるならセッ●スの時にゴムするのが常識だろうが?浮気とかなんとかそういうの以前に、おめぇとリョーコは命の大切さをわかってねぇよ?セッ●スは娯楽じゃねぇんだよ?セッ●スは命を作る行為なんだ?おめぇに?ちゃんとゴムをつけてリョーコとセッ●スした労速ジュンを攻める資格なんてねぇよ?確かにジュンは人殺しだ?ジュンのしたことは許されることじゃない?でもなぁッ?指名手配中の犯罪者のくせにゴムなしでセッ●スするようなおめぇらに、命の尊さ美しさを語る資格なんてねぇよ?おめぇらにジュンのリューザンチャレンジで失われた命に対して、涙を流す資格なんてねぇよ?命をバカにするんじゃねぇよ?おめぇとリョーコは、この世界の全生命に対して『自己反省』しろぉッ?」
俺の糾弾に、何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなってしまった広末シューサクが突然、叫ぶ。
「?ああああああああああああああああああああああああああああああああッ?」
銃声が木白崎原子力発電所の制御室内に響き渡る。
広末シューサクが労速ジュンの口内に入れたままの銃の引き金を引いたのだ。
裏切り者でない仲間の銃殺は、当然のごとく、紅軍連合では『処刑』の対象だ。
『処刑』による自らの死を確信した、広末シューサクは己のこめかみに銃口を当てて、鳥羽リョーコに別れの挨拶↓をする。
「きもちくしてくれて...ありがとう?」
再び、銃声が木白崎原子力発電所の制御室内に響き渡る。
自らの頭部を撃ち抜いた広末シューサク。
木白崎原子力発電所の制御室内で
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