シナリオ
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全員が神に祈りを捧げるように手を合わせている対戦相手。その祈りが無意味なものであることを知っている彼らはまもなく0になるカウントを見ながら次にバトルへの参加となる人物の方へと視線を向ける。
「この試合のシナリオは圧倒的な強者たちと無名の魔導士たちによる期待度が違う戦い。会場の全ての人間が強者の勝利を望むそんな中・・・」
減っていくカウント。そしてついにタイマーが0になった瞬間、一人の男の檻が開かれると同時に彼は最速で二人の元へと向かい・・・
「クラッシュ!!」
渾身の一撃を放つ。だが、それをスカイシーは読みきっていたようで身体を屈めてあっさりと回避していた。
『ギルダーツだぁ!!妖精の尻尾最強と称されるギルダーツが間に合ったぁ!!』
一方的だった二人の戦いに割って入ることができたギルダーツ。彼の登場により会場は大いに沸き上がり、二人の名前と妖精の尻尾コールが鳴り響く。
「ギルドのトップ2を繰り出した上に2対1の絶対的に有利な状況。それにも関わらず敗北する王者。それがこの試合のシナリオだよ」
形勢逆転を許しかねない状況になったにも関わらず余裕綽々な狩猟豹の頭の面々。2対1となったスカイシーも同様の考えなのか、不敵な笑みで二人の強者を見据えていた。
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