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八条学園騒動記
第七百六話 スポーツの施設もその十一
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 エウロパの者から見ればというのだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「宗教的な寛容さはな」
「歴史的にも」
「少なくとも流れた血が少ないことはだ」
「認めるしかないですね」
「そうだ、ではだ」
 大尉はここで話を一旦切って上等兵に話した。
「これからな」
「別の場所に行きますね」
「そうしよう、この学園は広い」
 それ故にというのだ。
「まだだ」
「見るべき場所はありますね」
「そうだ、だからな」
 それ故にというのだ。
「次の場所に行こう」
「それでは」
 上等兵も頷いてだった。
 二人はグラウンドの前から次の場所に向かった、学園を巡りその学園という連合の縮図を見る活動はまだ続くのだった。


スポーツの施設も   完


                   2023・3・2
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