第二十五話 天使達の光その十
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「そうさせてもらうで」
「横から攻めてか」
「ああ、動き回りながらな」
そのうえでというのだ。
「この落日弓と如意棒でな」
「攻めてくれるか」
「そうさせてもらうわ」
「あたいは突っ込むわ」
アレンカールは両手の拳を構えて言ってきた。
「やっぱりあたいの戦闘スタイルはね」
「格闘戦やな、自分は」
施が応えた。
「それでやな」
「そうよ、そうさせてもらうわ」
「正面を受けて横から攻めてな」
「突っ込むってなるとね」
「流石の天使さん達もな」
「そうは攻めきれへん筈よ」
「その通りやな」
施もそれはと頷いた。
「ほなな」
「やりましょう、六将星はね」
「その様にな」
「それで頼むわ」
リーは六人の話をそれでよしとして告げた。
「自分等はな、ほな私はや」
「術とかで援護してくれるな」
「シェリルちゃんそれに芥川でな」
その三人でとだ、羅に答えた。
「そうさせてもらうわ」
「ほなそっちは頼むわ」
「こっちはな、そして綾乃ちゃんもや」
リーは今度は一行のリーダーでもある彼女に顔を向けた。
「援護に回ってくれるか」
「ええで、術を使ってやね」
「六人を援護してな」
「それで攻撃もやね」
「遠間からな」
「わかったわ、ほな」
綾乃はリーに笑顔で応えて述べた。
「今からね」
「全力でや」
「戦おうな」
「そうしよな」
こう話してだった。
一行は役割を分担しそのうえで戦っていった、そのうえでゼルエルを倒しそれから出て来る天使達もだった。
倒していった、そしてこの階の全ての天使達を倒すと彼等に言われた。
「見事だ」
「よくやったな」
「では先に進むがいい」
「そなた達はその資格を得た」
「それは何より、ただちょっと休ませてもらいます」
綾乃は彼等の言葉に喜びつつもこう返した。
「まずは」
「うむ、戦は終わったのだ」
この度もゼルエルが応えた。
「ではな」
「はい、宿屋に戻って」
「体力を気力を回復させるな」
「お風呂にも入って」
「そうするがいい」
ゼルエルは毅然として答えた。
「そなた達は戦に勝ったのだからな」
「そやからですね」
「存分にな」
この度はというのだ。
「休みな」
「そうしてですね」
「また先に進むのだ」
「そうします」
「ではそなた達の健闘を祈る」
こうもだ、天使は綾乃達に言った。
「これからもな」
「はい、ではまた」
「会おう、この世界を救う為の力を得るのだ」
ゼルエルは最後は笑って告げた、そしてだった。
「この塔を最後まで踏破してな」
「そうさせてもらいます」
「それではな、しかしだ」
ここでゼルエルはこんなことも言った。
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