第三百四話 二十州掌握その六
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「胃腸が健康やないとです」
「食べられへんな」
「そうしたものですね」
「体調が悪いと食欲もなくなる」
「誰もがそうですね」
「それでオートミールとかスープとかシチューとかな」
「どれもかなり煮込んだものですね」
「そうしたものでないと食べられへんやろ」
体調を崩している時はというのだ。
「そやろ」
「そうですね、そうした時は」
「お肉は体調がよおないと食べられへん」
「胃が荒れてる時とかステーキはあかん」
メルヴィルはここにいる面々がよく食べる料理の話もした、言うまでもなく切った牛肉を焼いた料理のことである。
「そやからな」
「お肉を食べられるならですね」
「余裕があってな」
かつというのだ。
「体調もええ」
「そうした状況なので」
「負けへんわ」
肉を食べられるうちはというのだ。
「そやから百二十万以上の軍勢にや」
「お肉をですね」
「何時でも食べられる様にな」
「しますね」
「そうするで、それでな」
「スパムやコンビーフもですね」
「よおさん用意するで」
こう言うのだった。
「そしてわし等も食べるで」
「スパムがあればっす」
セリューは笑顔で話した。
「色々なお料理が出来るっす」
「そやろ」
「もっと言えばソーセージやハム、ベーコンでもっす」
こうした食品でもというのだ。
「あればっす」
「色々なお料理に使えるやろ」
「本当に助かるっす」
セリューはその通りだと答えた。
「そのまま焼いたり煮てもいいっす」
「それでや」
「そうしたものをっすね」
「よおさん用意するで」
「それで戦場でも食べるっすね」
「戦場でもお肉そして温かいもんを食べる」
肉だけでなくというのだ。
「そうするで、理想は戦場でビーフステーキを食べる」
「そうした状況っすね」
「その状況を保ってな」
そのうえでというのだ。
「戦うで」
「わかったっす」
セリューは確かな声で頷いて応えた。
「そうしていくっす」
「全部の将兵が同じもんを食べられる様にもな」
「するっすね」
「一部のモンだけが美味いもんをたらふく食うとな」
そして他の者が餓えればというのだ。
「士気にも関わるしな」
「それはあるっすね」
「そやな」
「だから皆同じものを食べるっすね」
「そうせなあかんわ」
軍隊ではというのだ。
「ほんまな」
「私達もっすね」
「兵士と同じもんを食べる」
「そこは平等っすね」
「勿論量はな」
こちらはというと。
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