第二十四話 未来その十一
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「それでね」
「そのうえで」
「そう、さらにね」
「今もだね」
「そう考えて」
「この世にいるね」
「あっちからそろそろ来いって言われるかも知れないけれど」
そこは笑って言うのだった。
「あと少しね」
「いるんだね」
「そうするわ」
「そうなんだね」
「もう少ししたらはじまるでしょ」
「戦いがね」
「そしてはじまったら」
戦い、それがというのだ。
「もうね」
「すぐにっていうんだね」
「終わるわよね」
「それはね」
まさにとだ、牙暁も答えた。
「そうなるよ」
「そうよね」
「僕達の戦いは強い力同士のぶつかり合いで」
そうしたものでというのだ。
「はじまるとね」
「すぐに終わるわね」
「強い力同士が激しくぶつかり合ったら」
そうなればというのだ。
「もうね」
「それでよね」
「片方が壊れて」
「もう片方もね」
「無事で済まないから」
そうなるからだというのだ。
「それが次から次に行われるとなると」
「すぐによね」
「終わるよ」
その戦いがというのだ。
「君の言う通りにね」
「そうよね、だからね」
「君はだね」
「最後までね」
戦いが終わるまでというのだ。
「観させてもらうわ」
「そうするんだね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「最後まで観てから」
「君は行くんだね」
「そうするわ、特にね」
「皇昴流とだね」
「星ちゃんの戦いと」
それにというのだ。
「神威君とね」
「封真の戦いをだね」
「観るわ、何かね」
首を少し右に傾げさせてだ、北斗は話した。そうしてそのうえで牙暁に対して微笑んでいるが考える顔で話した。
「昴流ちゃんと神威君って似てるのよね」
「そういえば」
牙暁は口を閉じてはっとした目になって言った。
「二人は似ているね」
「そうでしょ」
「何処となくね」
「若しかしたら」
北斗はこうも言った。
「双子になってる世界もね」
「あると」
「そうかもってね」
その様にというのだ。
「思うわ」
「似ているから」
「そう、だからね」
「彼もだね」
「観たいわ、しかし神威君はまだ」
「彼、桃生封真が自分の添星とはね」
「知らないのよね」
「さっき妹さんには話したよ」
小鳥にはというのだ。
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