18話 Hate【愛】とLogic【非情】
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邪悪なマッチポンプ……しかしサタエルは、リエルの糾弾を子供の戯言のように鼻で笑って一蹴する。
「アユム姉さんを完全に抹消するためさ???アイツは神に逆らった堕天使……そんな奴をハイパーロード様のせめてもの慈悲が助けた。しかし俺は知っている…あの女怪が世界のガンになっていること。神々の愛は我々には無用なんだ。あの女には何としても、神の名の下に討伐されてもらうのさ。」
「そんな……そんなことのために??酷すぎるよ!!」
「全ては神が創りし均衡のため???そのための天使の犠牲なんてどうでもいい事だ。」
「あなたって人は…!」
天使???とは名ばかり。もはやその性格は悪魔……いや、それ以上だろう。
リエルは彼にビンタしようとした???その瞬間、リエルの胸にドクンという音ともに、苦しみがもたらされる。
「/////!!!??何を……!?」
「俺の心とお前の心は繋がっている……そうだったか。なら俺の意思によって、お前の心も多少動かせるわけだ。」
「!!!」
「リエル。お前には俺の孕み袋になってもらう???子ができれば、そいつらもこっちの戦力になるからな。」
「そ、そんな……誰があなたの子供なんか……!」
「お前に拒否権はない…」
「くっ????」
リエルはサタエルには逆らえない。彼女は……心では彼を深く愛しているのだから。
この2人の子たちもまた、壮絶な運命に導かれる子どもとなる。
だが彼は1つだけ考慮に入れていなかった???それはリエルも、またあの最高神たるハイパーロードAの娘であり、アユムエルの妹である……つまりは妄執の愛を持っているということだ。
リエルの心は一生…いや永遠に、彼に執着することになるだろう???子という鎹を通じて。
?????※?????
リエルは不本意ながら、サタエルとの間に3つ子の娘を孕んだ。
彼女ら3人を現界を現界させようとしたサタエルは、兄のユエルの息子たるナユタへと3人を娶せようと画策し、そうなるようにその智慧の力をもって、3人の魂に、ナユタとその身の回りへの信心を刷り込ませた。
リエルへの仕打ちと娘を道具のように扱う傍若さに、激昂したハイパーロード/Aqoursはサタエルの魂を抹消して造り直そうとした???が、それを夫たるハイパーロード/ムテキに阻止された。
しかし娘への洗脳まがいの行為は、神々の怒りを買ったことで処分されることになる。
「天界からの一時追放」と「妹妻 リエルとの接触禁止」
これが神によって下された罰???彼は堕天したわけでもなく、娘たちは予定通り地上に送られる……彼の計画通り。
そのジャッジメントに納得がいかないリエルは、世界を維持管理する神
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