暁 〜小説投稿サイト〜
転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十四話 ついに覚醒、伝説の戦士孫悟空!!
[2/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
くりと宙に浮かび上がる。
正直覚悟はしていたが、この“世界”に来て、仲間の死をその場で見るのは流石に苦しかった。でも、現実は残酷で容赦なく悪は人を殺める。まるで朝食にパンを食べるように。
それでも目を背けたかった。今すぐに助けたかった。だがそんなことをしたら皆殺しにされ全滅してしまうかもしれない。結末を知っていることをこんなにも恨んだことはなかった。
クリリンが10mほど浮かび上がる。悟空は悟飯をかばいながら冷や汗を出し叫ぶ。
「やめろーー!!フリーザ!!!!」
親友の声に反応するようにクリリンが声を上げる。
「悟空−−−−−!!!!!」
フリーザが不敵な笑みを浮かべ手を握りしめた瞬間。クリリンは内側から膨張するようにして....爆発した。
ドゴン!!と爆発音を立て、煙を巻き上げた後、爆発した場所を見ると、
――――そこにクリリンの姿はなかった。
その場にいた悪の帝王以外の皆が戦慄する。
それは彼の一番の親友の悟空も例外ではなかった。
それだけではない、クリリンは一度...ドラゴンボールで蘇っているのだ。
だから...もう...クリリンは蘇れない。二度と彼に会えないのだ。
その時、悟空の何かが切れた。
親友を救えなかったことへの後悔、悲しみ。
息子を、そして親友も守れない不甲斐無さ。
そして...フリーザへの体の底から湧き上がる怒り。
段々とその顔は険しいものとなる。
「ウァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
悟空の何とも言えない怒りの叫びがナメック星にこだまする。
それらが悟空の体で渦を巻き、それに共鳴するように黒雲が雷光を落とす。
地が震え、海が割れ、火山が溶岩を吹き出し、状況は混沌と化していた。
その中で、その中心で、たった一人、怒りによって“戦士”が目覚めんとしていた。
いつの間にか、彼の髪は先ほどのバーダックと同じように金色に激しく点滅していた。目は白目を向き、髪は逆立っていた。
髪色はより完全なものへと変化を続け、叫びはより大きくなっていく。
「ダァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
白目だった悟空に碧色の瞳が戻ると同時に、髪色の点滅はなくなり、完全な金色の髪になっていた。
気のけたたましさからか、悟空の周りにはシュイン...シュイン...シュイン...シュイン...と音が鳴っていた。
悟空は振り向き驚くフリーザを冷徹に、そして確実に目に炎を燃やしながらにらみつける。
彼は成ったのだ、伝説の戦士、超サイヤ人に。
「何?」
フリーザはもう一度あの空想と思われていた伝説の戦士、しかもその完全体を目にし、驚愕していた。
「お....とう...さん...?」
悟飯は父親の気が
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ