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神々の塔
第二十五話 天使達の光その五

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「ない」
「相手を侮らんと」
「そや、所詮そんな虐待する奴はや」
「ほんまの強い人やない」
「弱いもっと言えばな」
「屑やからやな」
「そんなことをするんや」
 虐待を行うというのだ。
「そんな奴は鼠に後れを取ってな」
「ペストにもなるな」
「それでこの前や」
 リーはさらに言った。
「そんな暴力教師を死刑にした時な」
「ああ、あの時やね」
 綾乃も応えた。
「リー君ペストにさせたんやね」
「そやったんや」
「鼠を侮る様なレベルやから」
「その鼠を媒体にする病気で死なせた」
 尚ベストは正確に言うと鼠に寄生しているダニが原因である、ペスト菌を持っているダニに噛まれてなってしまうのだ。
「そうしたんや」
「そやったね」
「暴力教師はペストと同じや」
 リーは言い切った。
「そやからそうした」
「有害やね」
「それも極めてな」
「生徒に暴力振るうなんて」
「教育はええ」
 これはというのだ。
「教師即ち教育者やからな」
「当然のことやね」
「しかしな」
「教育と暴力はちゃうさかい」
「生徒が悪いことしたら怒る」
「それは教育やさかい」
「ええが」 
 それでもというのだ。
「問題はや」
「虐待やね」
「即ち暴力や」
「怒ると称して殴ったり蹴ったり罵ったりは」
「そんなことは暴力や」
 それだというのだ、尚起きた世界の日本では日教組系の教師であるなら生徒を総括まがいの吊し上げにかけることもある。
「まさにな」
「そして暴力教師はいらんね」
「殴ったり蹴ったり罵ったりだけやなくてな」
 他にもとだ、リーは語った。
「セクハラもな」
「してる先生おるかな」
「容赦なくや」
 それこそというのだ。
「私も処刑してるしな」
「ペストにしてもやね」
「処刑した、それで骸はな」
 死んだ後のそれはというのだ。
「焼いてや」
「終わりやね」
「骨まで焼いてな」
 そしてというのだ。
「放り捨てる」
「極悪人にはお墓もいらん」
「十星連合の法や」
 悪人には微塵も容赦しない、それがこの国の法なのだ。
「その様にした」
「そういうことやね」
「そしてこの通りな」
「ペストもやね」
「非常に危険でな」
「それを持ってる鼠も危険やね」
「それでや」
 だからだというのだ。
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