第六幕その九
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「占いですか」
「そちらも宜しいでしょうか」
「それでは今からです」
「はい、用意をします」
狐が応えました。
「今から」
「そうしてくれますか」
「そうさせて頂きます」
狐は畏まって応えてです。
そうしてです、子狐達と共に縄等を使って陣を作ってでした。陰陽道の星の紋も出して占いの準備を整えました。
晴明さんは陣の前に座すとでした。
指で手を組んで次々と印を結んで呪文を唱えそうしてでした。
占いをはじめました、そのうえでナターシャにお話しました。
「近々物凄くよいことがです」
「起こりますか」
「貴女にも皆さんにも」
こうお話するのでした。
「そうなります」
「そうなのですか」
「ですからこの街で、です」
「これからもですね」
「楽しまれるといいです」
「わかりました」
笑顔で、です。ナターシャは応えました。
「それでは」
「うむ、予定通りじゃ」
「この街で楽しんでいこうね」
リンキティンク王と魔法使いが応えました。
「丁度いいよ」
「そうしていこうぞ」
「それがいいかと、それでなのですが」
晴明さんは一行に微笑んでこうもお話しました。
「この神社の近くにいいお店がありますと」
「食いもののか」
「はい」
まさにというのです。
「おうどん屋さんです」
「うとんとなると」
「そうです、この街ではきつねうどんですが」
「それじゃな」
「それがまた美味しくて」
リンキティンク王に笑顔でお話します。
「私からもです」
「お勧めじゃな」
「左様です」
「そうか、ではな」
「お昼はですね」
「その店に行ってな」
そうしてというのです。
「食うか」
「そして隣にです」
「美味い店があるか」
「こちらはカツ丼です」
「カツ丼か」
「そうです、量が凄いです」
このカツ丼はというのです。
「とりぷるとなりますと」
「丼三杯にカツが三つか」
「そうなります」
「それはかなりじゃな」
「如何でしょうか」
「うむ、今日の昼はきつねうどんにじゃ」
それにというのでした。
「カツ丼をじゃ」
「召し上がられますか」
「そうするとしよう」
こう言って実際にでした。
一行は神社の後できつねうどんとカツ丼を食べました、お店の外に丁度食べられる席があったのでそこで、です。
皆でその両方を楽しみます、見ればカツ丼はかなりのボリュームです。それで魔法使いも言いました。
「いや、凄いね」
「そうだね」
カエルマンも言います。
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