第二千七百八十三話 言われてもなおすか
[8]前話 [2]次話
第二千七百八十三話 言われてもなおすか
ブルガリアはＥＵの中でよく改善点を言われます、ですが。
「面倒臭いんだよな」
「聞こえているぞ」
ドイツが突っ込みを入れます。
「全くお前は」
「いや、このまま生きていけるし」
ソファーに寝そべって返すブルガリアでした。
「もうこれでよくない？」
「そんなことを言っていると停滞するぞ」
「共産主義だった頃みたいに」
「そうだ」
まさにというのです。
「あの頃どうなった」
「気付いたら遅れていたね」
「そうなるからだ」
だからだというのです。
「努力しろ」
「あれかな、イギリスの童話みたいな」
「何の童話だ」
「不思議の国のアリスだけれど」
「あの必死に走らないと前に進めない床か」
ドイツもそう言われてわかりました、ブルガリアはその童話のお話をしつつもやっぱり寝転がったままです。
第二千七百八十三話 完
２０２３・７・４
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除