第二十四話 夢幻の森その七
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「ばらばらになった」
「そやったな」
「いや、ほんまな」
「ローマ帝国が崩壊して」
そうなりというのだ。
「欧州はな」
「ばらばらになったな」
「完全にな」
こう話すのだった、そして。
ここでだ、アレンカールもこんなことを言ったのだった。
「そう思うこの世界は一度統一されてよかったわね」
「地下世界までやしね」
綾乃が応えた。
「それでそうしたものも一つになって」
「よかったわ」
「そやね」
綾乃はその通りだと応えた。
「うちもそう思うわ」
「ほんまにね」
「統一した人偉大やわ」
「全く以てね」
「一回その人にお会いしたいわ」
「お友達も大勢いてね」
アレンカールは彼等の話もした。
「それでね」
「一緒に統一して」
「その後の政もね」
「やっていったんやね」
「それで統一してその後治める力は」
それはというのだ。
「この塔を踏破してね」
「手に入れたみたいやね」
「いや、あれね」
アレンカールはさらに言った。
「この塔を踏破したら」
「それだけの力も得られるんやね」
「人であってもね」
「神霊さん達に負けない力を得られる」
「そう思ったら」
それならというのだ。
「あたい達もね」
「この世界を救う為に」
「踏破しましょう」
「そやね、今度の神霊さん達にも勝って」
そうしてというのだ。
「その力を手に入れような」
「そうしましょう」
アレンカールも笑顔で頷いた、そしてだった。
神霊達との戦の前はいつも通り宿屋で一泊して体力と気力を回復させて身体も清めたが入浴の後でだ。
シェリルは綾乃に服を着て脱衣場を出た後で言った。
「何時見てもな」
「どないしたん?」
「いや、綾乃ちゃん胸大きいてな」
その胸を見ての言葉である。
「思ったわ」
「ここで胸なん」
「いや、お風呂入る度にな」
一緒にとうのだ。
「その度にな」
「思うんやね」
「ただ羨ましいとかで」
そう思ってというのだ。
「胸を往復ビンタとか」
「それ痛そうやね」
「しようとは思わへんわ」
こう言うのだった。
「それはちょっと恥ずかしいわ」
「人の胸を往復ビンタとか」
「流石に。ただその大きさやと」
やはり綾乃の胸を見て言うのだった。
「往復ビンタ出来るかも」
「それ無理やで」
綾乃は笑って応えた。
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