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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第113話 引き離されたイッセーと小猫!砂漠の大迷宮グルメピラミッド!!
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ないと……


 するとその時だった、砂漠に不自然に生えていた一輪の花……その花が俺達が近づくとピクリと反応して動き出したんだ。

 
 そして砂中からその本体を表した。


「しめた!あれは『サンドフラワーフィッシュ』!アイツなら食えるぞ!」
「絶対に仕留めろよ、イッセー」
「おうっ!!」


 俺は天からの助けだと思いサンドフラワーフィッシュを仕留めた、そしてまずその体から血を抜き取って器に注いでいく。


「よし、これだけあればいいな」


 俺とゼブラ兄は大量の血液を飲み干していく。決して美味い物ではないが貴重な水分だ、一滴たりとも無駄には出来ねぇんだ。


「おいおい、生の血なんか飲んで大丈夫なのか?」
「毒持ってるタイプじゃないし俺達なら大丈夫ですよ。ギャスパー、お前も飲むか?」
「僕は遠慮しておきますぅ、イッセー先輩の血なら飲みたいですが」
「ははっ、今お前に血を吸われたら本当にミイラになっちまうよ」


 アザゼル先生が生の血を飲んでいいのかと聞いてくるが俺達には問題ない、一応ギャスパーにも血を飲むか聞いてみるが断られた。


 俺の血を飲みたいとギャスパーが生唾を飲むが今そんなことされたらマジで死ぬから断った。


 それから何とか水分を取ることが出来た俺達は先を進み続ける。後で知ったんだがこの時俺の体に変化が起きていたんだ。


 なんとラクダのように血液中に水分を蓄えることが出来るようになったんだ、普通なら赤血球が破裂してしまうのだがグルメ細胞の進化でそれが出来るようになった。


 更に大量の鼻水を出す事で灼熱の空気を冷却して肺が焼けるのを防いでいく、祐斗や朱乃も出来るようになったようで俺に鼻水が止まらないと言ってきた。


 ただイケメンの祐斗と美女の朱乃が鼻水垂らしてるから見栄えは最悪なんだけど鼻水は一瞬で蒸発するからまあいいだろう。


「しかし小猫ちゃんとアーシアが流砂に飲まれたのはある意味運が良かったのかもな」
「ちょっとイッセー、変なこと言わないでよ」
「ああすみません、ただ不謹慎で言ったんじゃなくて状況が状況ですのでついそう思ってしまったんです」


 俺の呟きにリアスさんが咎めてくるが俺は慌てて訂正する。


「どういうことなの、イッセー?」
「この灼熱の砂漠は俺が想定していたより苦しい環境で持ってきた水ももうギリギリしか残っていなかった、もし二人がいたら水が底をついて犠牲者が出ていたはずだ」
「なるほど、そう考えると二人が分断されたのは私達にとっても運が良かったのね」
「ああ、砂漠の地下なら暑さはないだろうしな」


 貯水ラクダを早期に失い水はもう無くなる寸前だった、もし二人もこの場にいたら水が
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